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「なんなんですか〜??もーほんとに…」
自分でもよく分かる、
今の私が飲みすぎてしまっているという事実
分かってた
けど、20歳すぎて恋愛経験もなければ、
彼氏もいたことの無い女は世間ではよく思われてない
というイメージが頭の中を巡り巡ってしまった
「もう…ほんと正門くんのせい……」
そう全てはこんな感情にさせてきた
正門くんがよくないと思う
半ば投げやりな答えを導き出す私を
呆れた顔で見てるんだろうな
なんて思いながら、酒を飲む手を辞めない
和くんいたら絶対止められているはずの
飲酒量をはるかに超えていた。
冷静に見てる自分だっている、
だから、こんな哀れな私…って思ってる自分もいるし
呆れられてるんだろうなって思ってる自分もいる
飲みすぎてしまっているなっていうのも
良くないって思ってる自分がいるのも事実
そして、
酒の力を舐めてはいけない
男と酒は危険
ということも分かってるつもりだったのに
目を覚ませば、見知らぬ布団と
目の前には裸で、私を抱きしめながらスヤスヤと眠る
正門くんの姿があった
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作者名:m | 作成日時:2021年1月16日 3時