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それからというもの、
お昼に食堂に行くのを辞めた
だって、会ってしまうから
どこか会いたくなくて
というか私には絶対釣り合わない人達だから、
私が話してるだけで、ちょっと周りの目が怖いから。
弁当を作ってきたり、コンビニで買ってきたりして、
毎日どうにか食堂に行かないようにしてた。
別に正門さんは私じゃなくても女の子もいるだろうし
西畑さんだっている
私が恋煩ってしまったのが間違いだったんだ
そう思いながらも淡々と日々仕事をこなす
今日が終われば、やっと明日は週末だ〜〜
そう思いながら、残った仕事を残業しながら片付ける
って……あれ?
そういえば、明日って、和くんと……
「そうじゃん!?忘れてたっ!」
思ってるよりもフロアに声が響いてしまった
よかった、定時すぎてて……
残業してたの私だけでよかった……
そう思えたのはつかの間、
『何を忘れてたの?』
そう言って近づいてきたのは
紛れもない彼だった
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作者名:m | 作成日時:2021年1月16日 3時