やめたい31 ページ32
〜葵ゆうたside〜
ゆうた「Aっ・・・・・・！」
陣「葵、今の所は大丈夫だ、2、3日は入院だけどな」
衣更先輩から知らされて
佐賀美先生と一緒に向かった病院
精神的にも病んでいたAには安静にしておく必要があった
Aは顔色が良くない
陣「俺は一応、両親に連絡してそのまま帰る、葵も暫くしたら帰れよ」
ゆうた「はい」
『一応』・・・・
Aは小さい頃から月永先輩と比べられてたって言っていた
Aが今回、急に倒れることは2回目
佐賀美先生が言うにはこの後
起きたら『記憶』がない
昨年は会長以外のことは殆ど忘れてたらしい
だけど、何らかの切っ掛けによって全部思い出す
Aの症状はそんな所だった
ゆうた「A、何で溜め込んじゃうの・・・・・
俺には言っていほしかったなぁ・・・・・」
貴「っ・・・・・・」
ゆうた「！！」
少しだけ動いたA
薄らと目が開かれる
貴「ゆ・・・た・・・くん？」
ゆうた「A！ちょっと待っててね！」
ナースコールを押した
先生は直ぐに駆け付けてくれて俺は一旦病室を出る
そこの近くにはAのお母さんが立っていた
その女の人は先生に呼ばれて病室に入る
数分して医者は出てきたけど、女の人は出てこない
明らかに雰囲気が可笑しかった
「いい加減にしてちょうだい、何であなたはレオやるかみたいに出来ないの？
どうして？私に迷惑を掛けないでちょうだい、出来損ない
お兄ちゃんみたいにしっかりしなさい」
貴「っ・・・・・・」
ゆうた「あの」
「あなたは？この子の友達？」
ゆうた「そうですけど・・・・」
「こんな出来損ないといても何もないわよ」
ゆうた「俺の勝手ですから、俺がAといたいからいる
それだけ、理由なんてそれだけでいい、他の理由なんていらない」
「そっ・・・・・後悔しないといいわね」
後悔してんのはどっちだよ
そんなことを言いたくなる
その人は直ぐに出ていき
病室には俺とAの2人だけになった
貴「ゆうたくん・・・・ゆうたくん・・・・」
ゆうた「どうしたの、A」
貴「ゆうたくん・・・・・」
Aは唱える
忘れないようにするためなのか
ずっと悲しい顔をしながら
俺の名前を呼び続けた
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匿名希望 - 深夜に読んだら涙止まらなくなっちまいました神作品ありがとうございます!!!。 (9月2日 4時) (
レス) id: 8c5c96fd1b (このIDを非表示/違反報告)
りこっぴ - めちゃくちゃ泣いてしまいました(≧▽≦) (2022年1月30日 22時) (レス) @page1 id: 6193ec296a (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
藍姫(プロフ) - 結さん» ありがとうございますっ………！すごい嬉しいです！好き言って言って下さりありがとうございます！ (2021年7月22日 10時) (レス) id: 64dda06758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍姫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時：2019年11月11日 21時
