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「誕生日おめでとう、マイキー」
「ありがとう、A」
8月20日、佐野万次郎の誕生日。
佐野家にて、A、真一郎、エマ、そして主役のマイキーが蝋燭の立ったホールケーキを囲んでいた。
「それにしてももうマイキーも13歳か〜、早いね」
「俺からしたらAの成長も早ェよ」
2人とも豆粒みたいに小さかったのに…と言う真一郎に、Aとマイキーは即訂正を入れる。
「はい、マイキーおめでとう!これプレゼント!」
「ありがと、エマ。開けていい?」
「いーよ!」
マイキーがエマからのプレゼントを開けると、中には黒を基調とされたフェイスタオルが。
よく喧嘩をし、怪我したり汗をかくことのあるマイキーのことをよく考えられたプレゼントだ。
「アハ、ちょっと実用性考えすぎちゃったかな…」
「いや、すげー嬉しいよ。ありがとなエマ」
兄妹の穏やかな空気が漂う。
その雰囲気の中、次に現れたのはプレゼントを持って来たA。
「はーい、Aからはこれ!」
開けて見て!とマイキーに小包を手渡すA。
「なんだ、『プレゼントはA♡』じゃないんだ」
「何ソレ。てか早く開けてよ」
しゅるしゅるとリボンを解くマイキー。
「…これ、Aが選んでくれたの?」
「そ!どう?気に入った?」
中には控えめに輝くシルバーリング。
「マイキーが寝てる間に指のサイズ測ったんだー。ね、マイキー。それ嵌めてみてよ」
マイキーの右手中指に綺麗に収まったリング。
右手の中指にした意味は、Aは秘密にした。
何故秘密にしたのか、それはある種の願掛けのようなものである。
「A、ありがとう。俺、チョー嬉しい」
ありがとな!とAを抱きしめるマイキー。Aもマイキーの腰に腕を抱きしめ返した。
「おいおい、俺のプレゼント忘れてねェ?」
「マイキー、外来いよ」
「良いモン見せてやる」
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まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
律 - 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時