どろり。 2 【東京卍リベンジャーズ】

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2005年、7月7日


「やっぱAの制服姿カワイーな♡」
「ほんとー？ケンくんもそう思う？」
「おう、可愛い」
「やったあ」


ひらりひらりと短い制服のスカートを揺らしながら歩くA。その後ろを守るように歩くマイキーと龍宮寺。


「今から喧嘩賭博見に行くんでしょ？まさかうちのチームでそんな馬鹿なことする人いるなんてなー」

「え、どら焼き買うんじゃなかったの？」
「…ケンくん、ちゃんと説明した？」
「したよ、マイキーが勝手に言ってるだけだ」

はあ、と龍宮寺はため息を吐いた。

「ぜ〜〜〜ったいどら焼き食いたい！」

こうなったらマイキーは意地でも意見を変えない。
それを身をもって実感している2人は仕方なしに和菓子屋へと行き先を変更する。

「はいはいわかった、どら焼き買ってから見に行こうね」
「ウン。Aスキ♡」
「離れろや」

ぴとっとAにくっ付いたマイキーをすかさず引き剥がす龍宮寺。そのままナチュラルにAと手を繋ぎ、目的地の和菓子屋へと向かう。



「あーー！ケンチン自分だけ！」
「うるせー。早く歩けよマイキー」
「A、俺とも手ぇ繋いで！」
「ほらー。早く！」

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