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Aは下駄をカラン、コロンと鳴らしながら武蔵神社の階段を登る。漸く鳥居のとこまで辿り着くと、そこには私服の龍宮寺と先程まで一緒だったエマが待っていた。

「あっAちゃん来た!」
「2人共待たせちゃってごめんね…」
「おー、大丈夫だったか?声かけられたりしてねぇ?」
「うん、無事!」


2人は心配そうにAへ駆け寄ると安心させるようにAは笑った。



「…ドラケン、どうよ?A」
「うっせー。A、浴衣似合ってる」
「ほんと?ケンくんに褒められたら嬉しいな」

そう言ったAは龍宮寺とエマの手を繋ぎ、祭囃子が響く出店の通りへと足を進めた。

__

「ウチりんご飴食べたい!」
「はいはい、Aは?」
「Aはいちご飴がいいー」
「ん」

龍宮寺はりんご飴、いちご飴を1つずつ購入すると、Aとエマにそれぞれ手渡した。

「ありがとドラケン!ウチにまで奢ってくれるなんて思わなかった」
「ケンくん…お金いいの?」
「いーんだよ。心配すんな」

「じゃあお礼にいちご飴1個あげる。あーん」

と、Aは串に刺さったいちご飴の先端を龍宮寺へと向ける。龍宮寺は照れて少し躊躇したが、祭りの雰囲気に乗せられそのままいちご飴を1粒食べる。


「甘くて美味しいでしょ!」
「ん、確かに甘ったりぃな」
「Aも食べよーっと」


そう言って飴を口に運ぶAを龍宮寺はそっと横目で見つめる。その小さな口からちろりと覗く赤い舌が酷く煽情的であった。

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まる(プロフ) - ドンさん» 応援していただけて嬉しいです( ; ; )更新頑張りますので今後ともよろしくお願いします…! (2021年10月5日 21時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - まるさん» 分かりました、更新頑張ってください応援してます! (2021年10月5日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます!夢主は自己投影して頂ければ嬉しいです…(^^) (2021年10月3日 20時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年10月2日 12時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 癒し系猫さん» 恥ずかしい( ; ; )変換ミスです💧教えてくださりありがとうございます( ; ; ) (2021年10月1日 17時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月25日 20時

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