守るために ページ37
バンッ!!バンッ!!
「がっ…!!」
海賊の元へリオン君が駆け出すと同時に、海賊の銃から二発の銃弾が放たれ、リオン君の脇腹を掠る。
リオン君は脇腹を抑え膝から崩れ落ちる。
「リオン君!!!!!」
「兄さん!!!!」
私はリオン君に近寄り、弾が掠った脇腹を抑える。
掠っただけとはいえ、二発も当たってる。
出血量はまだ少ないが、すぐに止血しないと…!!
「ぁ…はぁ…」
「リオン君、待ってて、すぐ応急処置するから……!!」
「ゲハハハッ、惨めだな。」
こんな時、マルコさんがいれば…!!
ううん、甘えるな。いつまでも人に頼るんじゃない。
大切な人達くらい自分で守るんだ。
「に、いさ、ん……!!」
海賊に鷲掴みにされているレオンくんの顔は涙でグシャグシャになる。
これ以上。もう、誰も傷つけない。
「レオンくんから、手を離してください。」
「あｰ?誰がテメェの言うことを聞くっていうんだよ?
離して欲しけりゃ金になるもんよこしな!!」
「ゲホッ…」
抑えているリオン君の脇腹の血が止まらず、リオン君は顔を歪ませる。
ドクンッ…ドクンッ…
こんな時に…動悸が……
私は服の上から胸を抑える。
大丈夫。まだ大丈夫。
今は、みんなを守ることに集中するんだ。
鬼の私にだって、できることは村を守るこ、と……
「……鬼?」
「あぁ?」
あぁ、そうか。これなら、きっと……
みんなを守れる。
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文ストオタクの一般人 - うん！ふたりとも可愛いね！私が貰いたいぐｒ（（（マルコ (2023年3月16日 18時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - 桜桃さん» はい、ごめんなさい。妖精姫の物語シリーズはいろいろ考えた末に消させて貰いました。温かい応援ありがとうございました。またいつか少し変えて書き直せたらいいな、と思っているので、いつか。機会がまたあればぜひお願いします。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - yaさん» いえいえ、ありがとうございます！！！！結構前に完結したのに、読んでくれてる人がいて嬉しいです！！ヽ(；▽；)ノ 鼻水！？yaさんの鼻水はきっと綺麗です……！！！笑 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 妖精姫の物語という作品は削除なさったのですか？また見れるのを楽しみに待ってます。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: f53004e46c (このIDを非表示/違反報告)
ya - 今更ですが、完結おめでとうございます。泣きまくって鼻水ダラダラです。（きたな） (2019年12月3日 1時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス | 作成日時：2019年9月9日 17時
