二ヶ月(マルコ side) ページ26
「A。なんか飯、頼むよい。」
オレは店のカウンターに座り、厨房にいるAに声をかける。
「あ、マルコさん。お昼休憩ですね?
今日はオムライスですよ-!」
オレに気づいたAは、こちらを振り向くと満面の笑みを浮かべる。
「お、楽しみだな。」
「もう作り終わるので待っててください!」
Aはそう言うと厨房の奥に戻っていく。
今日もオレが来る前から準備してくれてたのか。
Aと出会ってから二ヶ月が経った。
最初感じていたAとの壁もほぼ薄くなり、今ではこうやって一日三食全てのご飯をここで作って貰っている。
「マルコさん。どうぞ!」
Aはオレの前にオムライスを置くと、隣にチョコンと座る。
「いつもありがとよい。」
Aの頭に手を伸ばし、軽く撫でる。
「…ッ!!
ま、また頭、撫で…」
Aの顔はみるみる赤く染まっていく。
二ヶ月経っても、頭を撫でられるのは慣れないみたいだ。
だが、この可愛い反応を見れるのならいつまでも慣れなくていいと思うオレがいる。
「今日は暇かよい?」
「ん〜、まあ、そうですね?」
「……なら、少し出かけるか?」
「ん…?マルコさんと、ですか?」
Aは目を見開き、少し首を傾げる。
「オレ以外に誰がいるってんだよい?」
「…い…行きたい!!です!!
わぁ、嬉しい…
マルコさんと久々のお出かけ…!!」
Aは目を光らせながら、小さく拍手をする。
「そんなに喜ぶことかよい?」
こんなオジサンと出かけられるのが嬉しいのか?
「当たり前じゃないですか!
最近マルコさん村の仕事とかで忙しくて、全く構ってくれなかったから…」
Aは横を向き、拗ねた子どもように頬を膨らませる。
「そんな拗ねるなよい。
オレが食べ終わったら、少し海岸の方に行くか。」
「海…!!嬉しい!!」
Aは顔を上げ、嬉しさに揺れるような微笑みを見せる。
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文ストオタクの一般人 - うん！ふたりとも可愛いね！私が貰いたいぐｒ（（（マルコ (2023年3月16日 18時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - 桜桃さん» はい、ごめんなさい。妖精姫の物語シリーズはいろいろ考えた末に消させて貰いました。温かい応援ありがとうございました。またいつか少し変えて書き直せたらいいな、と思っているので、いつか。機会がまたあればぜひお願いします。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - yaさん» いえいえ、ありがとうございます！！！！結構前に完結したのに、読んでくれてる人がいて嬉しいです！！ヽ(；▽；)ノ 鼻水！？yaさんの鼻水はきっと綺麗です……！！！笑 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 妖精姫の物語という作品は削除なさったのですか？また見れるのを楽しみに待ってます。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: f53004e46c (このIDを非表示/違反報告)
ya - 今更ですが、完結おめでとうございます。泣きまくって鼻水ダラダラです。（きたな） (2019年12月3日 1時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス | 作成日時：2019年9月9日 17時
