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ピースをこちらに向け、太陽よりも眩しい笑顔を浮かべたシャオロンくんの姿がずうっと頭から離れなかった。
生き生きとグラウンドを駆けるシャオロンくんだけを惚けたように眺めていたと思う。
そうしてわたしがはっ、とした時には周りに人が増えていた。
右隣にはトントン、左隣にはゾムくん。鬱くんやコネシマくん、ショッピくんや、グルッペンさんロボロ先輩まで。生徒会メンバーが揃いも揃って駆け回るシャオロンくんに目を奪われている。
「頑張れ〜！」「シャオロン走れー！」「いや走っとるでしょ。」「シャオちゃんかっこいい〜！」「大先生流石に無いわ。」
個性豊かな声色に囲まれ、咄嗟に周りを見回した。シャオロンくん目当てだろうか、先ほどまで手を振りながら騒いでいた女生徒たちが皆こちらを見ている。
それぞれ口元に手を遣り、なにか噂話をしているようだ。もちろん、彼女たちの眼中にわたしは居ない。
透明人間というポジションも随分と気楽なものだ。
「あ、A意識戻って来たん。」
「別に意識失ってたわけでは無いんだけども。」
「ええ？でも、隣ええですか〜って声掛けても全く気付きませんでしたよ、お嬢さん。」
「…それは、うん。」
女生徒の目の敵にされていないことを確認したわたしは胸を撫で下ろす。
再びグラウンドに向けようとしたわたしの気を引いたのは隣に居るゾムくんとトントンであった。
楽しそうにわたしを揶揄うゾムくんはショッピングモールで会ったときのようにカジュアルな服装に身を包んでいるし、トントンはトントンで普段の真面目人間からは想像が付かないほどお洒落な服を身に纏っている。
そんなふたりの追及から必死に目線と意識を逸らすわたしは、きっと周りから見たら随分と滑稽だったであろう。
「そんなにシャオロンに見惚れてたん？」
「ん゛ん〜〜…、うん、」
「ひひ、やっぱり！そやろなっておもってん。」
「わかってるなら聞かないでよ。」
「ええやん、いけず。」
ひひひ、と特徴的な笑い声を零したゾムくんは左耳のピアスを揺らす。
見せ付けるように揺らされたそれに、わたしも同じように耳朶に咲く花々を揺らした。
当て付けに気付いたゾムくんは当然にたにたと底意地の悪いような笑みを浮かべつつ「今日の服も黄色たくさんで、イヤリングも貰ったやつやろ？ほんま、見せつけんといてぇや♡」なんてわたしに耳打ちをするのだ。
ああもう、わたしはシャオロンくんを見なきゃいけなくて、
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。ﾏﾙ(プロフ) - 星空さん» コメントありがとうございます◎わ〜とてもうれしいです！たくさんきゅんを摂取していってくださいね！ゆっくりにはなりますが、更新の方頑張りますので、ゆるっと応援お願いします。 (2020年8月20日 6時) (
レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - もうめっちゃ心臓がキュンってします……！！好きですありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私もこんな青春したい(´；ω；｀)この小説でドキドキ摂取してます(？)これからも無理せずに更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月19日 3時) (レス) id: df42e0e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - デデドン！さん» コメントありがとうございます◎ゆるゆるになりますがこれからもがんばります…！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - トドルゴンさん» コメントありがとうございます◎ほんとうですかうれしいです〜！(T . T)きっと心臓きゅって掴んだまま離しません！どうか引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
デデドン！ - めちゃくちゃ文が綺麗で好きです、、これからも頑張ってください！ちゅっ！！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 2c8648c87a (このIDを非表示/違反報告)
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