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勢い良く振られる手を凝視しながら、わたしもぎこちなく手を振る。
千切れそうなほど腕を振ってくれるシャオロンくんは、手を振り返したわたしを見て満足げに微笑んだ。
きらきらと輝く太陽のような笑顔ではなく、腹の底から安堵したと言わんばかりの微笑みだった。
そんな顔を見て、わたしは胸騒ぎを覚える。
見つめ合うこと5秒程、固まってしまったわたしの目線の先を覗き込んだゾムくんは「おっ」と声を上げた。
そのままなんの躊躇いもなく窓を開け、ぶんぶんと手を振る。
「シャオロン！部活がんばっとる？」
「ゾム、頑張ってるぜ！」
「ほーかほーか！俺も退屈な講習がんばっとる！」
「嘘つけお前さっきからAちゃんと話してしかないやんけ！ってか知り合ったの聞いてへん！」
「んはは、言っとらんもん！」
けらけらと楽しそうに会話をする彼らは、生徒会でもこのような感じなのだろう。
ゾムくんにはわたしが相談をしているから、もちろんシャオロンくんとの関係は把握されているけれど、そんなシャオロンくんはわたしとゾムくんが親しそうに会話をしていることに随分と驚いていた。
なんでやねん！と憤慨するシャオロンくんの頭を引っ叩き、木陰から顔を出したのは小さな男の子だった。
「シャオロン話まだ終わってへん…って、おお！ゾムやん！」
その男の子の声には聞き覚えがある。大きくはないが、良く通る声。
たまに放課後の放送をしている先輩だろう。
「んーと、」
「どしたんA」
「あの先輩の名前、なんだったかなあと思って。」
「ああ、ロボロ？知り合いやないん？」
「全く？」
なるほど、ロボロ先輩だったか。
括っていないわたし髪の毛を弄びながら、ゾムくんが答える。
ロボロ先輩はゾムくんに話しかけていたのに、随分と気ままなことで。
遠くからシャオロンくんを呼ぶ声が聞こえた気がした。
不服そうな顔のロボロ先輩とシャオロンくんに目線を向ける。
こちらを見ていたシャオロンくんに「がんばって」と、それだけ告げれば、たいそう嬉しそうに頷いてくれた。
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お久しぶりです。ﾏﾙです。
psを外させていただきました。
掛けている間も更新するつもりだったのですが、別サイトに上げている文を書いていたところ、全く手に付きませんでした。ｽﾐﾏｾﾝ。
今日からまたゆるく再開させていただきます。
書き方を忘れてしまったので、感覚を取り戻すまで手探りになりますが、見守っていただければ幸いです。
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。ﾏﾙ(プロフ) - 星空さん» コメントありがとうございます◎わ〜とてもうれしいです！たくさんきゅんを摂取していってくださいね！ゆっくりにはなりますが、更新の方頑張りますので、ゆるっと応援お願いします。 (2020年8月20日 6時) (
レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - もうめっちゃ心臓がキュンってします……！！好きですありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私もこんな青春したい(´；ω；｀)この小説でドキドキ摂取してます(？)これからも無理せずに更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月19日 3時) (レス) id: df42e0e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - デデドン！さん» コメントありがとうございます◎ゆるゆるになりますがこれからもがんばります…！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - トドルゴンさん» コメントありがとうございます◎ほんとうですかうれしいです〜！(T . T)きっと心臓きゅって掴んだまま離しません！どうか引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
デデドン！ - めちゃくちゃ文が綺麗で好きです、、これからも頑張ってください！ちゅっ！！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 2c8648c87a (このIDを非表示/違反報告)
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