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わたしは随分嬉しそうだったのだろう、ショッピくんはセットを崩さないように優しく、コネシマさんは荒くではあるが痛くないようにとわたしの頭を撫ぜた。
もうショッピングモールは目の前である。
そろそろお別れか、と少しだけ瞳を伏せる。…一生のお別れではないが、連絡先も知らなければ遊ぶ予定など立てていないふたりと偶然出会う確率は相当低いだろう。
ショッピングモールの入り口横、日陰になっているところに自転車を停めた。
この暑い中だというのに、自転車で来ている人は少なくなかった。
何故かわたしが自転車を停めるのを待って居てくれたふたりは、帰ってくるや否や「連絡先！」と詰め寄ってくる。
びっくり半分、嬉しい半分、不思議な感情のまま。LINEの友達欄にふたり分の連絡先が増えた。
「コネシマさんも、よかったんですか？」
「当たり前やろ！俺から言ったやんやし。っていうかその敬語と敬称もいらん、俺がめちゃくちゃ嫌われとるみたいやんけ。」
「…は、…うん。」
ショッピくんはくつくつと、コネシマくんは大声で。笑うふたりは先輩後輩と言えど全く似ていない。
…ただし、ふたりとも顔が良い、という事だけは共通しているので、歩きながらも、物凄い数の視線を集めている。
老若男女構わず視線を集めるほどの顔立ちは、それはもう国宝級である。
顔が上げられないな、と顔を下げようとしたとき、遠くに見知った顔をふたつ視認した。
「…もしかしてショッピくんたちって。」
「あ、そうっすよ。シャオロンさんと大先生と遊ぶ約束してて。…時間に余裕があればですけど、挨拶だけでもしていきません？」
「お、ええやん。お前のその格好見たらあいつら…っく、考えただけでおもろいやんけ。ふーん、早く行こうぜ！」
わたしの視線の先を見たショッピくんが顔を覗き込んでくる。顔の近さに思わず身体硬ったが、彼はあまり気にしていないようで。
楽しそうに声を弾ませるコネシマくんには勢いよく腕を引かれ、段々と前方に居るシャオロンくんと鬱くんとの距離がうんと縮んだ。
白地に花柄があしらわれたブラウスの袖と、フレアスカートの裾が揺れる。
コネシマくんの早足について行く為に、黒のパンプスを履いた脚を必死に動かした。
耳元には、黄色と透明の花が連なったイヤリングが踊っている。
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5万hitありがとうございますを言いたかったのに、もう少しで6万ですね…ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。
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。ﾏﾙ(プロフ) - 星空さん» コメントありがとうございます◎わ〜とてもうれしいです！たくさんきゅんを摂取していってくださいね！ゆっくりにはなりますが、更新の方頑張りますので、ゆるっと応援お願いします。 (2020年8月20日 6時) (
レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - もうめっちゃ心臓がキュンってします……！！好きですありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私もこんな青春したい(´；ω；｀)この小説でドキドキ摂取してます(？)これからも無理せずに更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月19日 3時) (レス) id: df42e0e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - デデドン！さん» コメントありがとうございます◎ゆるゆるになりますがこれからもがんばります…！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - トドルゴンさん» コメントありがとうございます◎ほんとうですかうれしいです〜！(T . T)きっと心臓きゅって掴んだまま離しません！どうか引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
デデドン！ - めちゃくちゃ文が綺麗で好きです、、これからも頑張ってください！ちゅっ！！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 2c8648c87a (このIDを非表示/違反報告)
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