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笑顔で手を差し出すコネシマさんと、自転車に跨ったまま困惑し、微動だにしないわたし。
傍から見ると、それはそれは不思議な光景だろう。
……コネシマさんの笑顔は、まるで太陽だ。太陽のよう、ではなく、太陽そのものが地上に落っこちて来たみたいにその場が眩くなる。
それは今も変わらず、わたしはうっすらと目を細めた。
「ちょ、クソ先輩何やってんすか。A先輩虐めんの辞めてもらえます？…ってか俺結構遠くから見てましたけど、あんたら信号見えてます？三回は青と赤繰り返してますよ。」
「…い゛っでえ！！ショッピくんおま、ほんま…手加減を知れよ…。」
「はい。クソ先輩は信号青なんで早く歩いてもらえます？A先輩引き留めんのも大概にしないと、マジで待ち合わせ遅刻しますよ。」
「…お、おう。」
何処からともなく現れたショッピくんがコネシマさんの頭を引っ叩く。それはもう良い音がしたので彼が手加減をしていなかったことなど容易に想像がつく。
因みに、コネシマさんの大きな体躯に隠れており、細身で( コネシマさんに比べると )小柄な彼がやって来たことに気付かなかったとは口が裂けても言えない。
「…A先輩おはようございます。先輩もお出かけです？」
「ショッピくんおはよう。モールの中に新しくできた本屋さんに行こうとおもって。」
「俺らもそこに遊び行くところなんです。」
「そうなんだ！会ったら話しかけにいってもいいかな？」
「はい、多分…今日の先輩のこと見たら喜ぶと思いますよ。」
目を合わせたショッピくんがやけに嬉しそうに口を開いたので、わたしも自転車から降り、赤い車体を押しながら歩く。
隣を歩くショッピくんはすごく笑顔だし、少し後ろにいるコネシマさんは呆れたようにしながらも何処か嬉しそうだ。
サッカーのユニフォームが印象的なコネシマさんをふと思い出し、なるほど生徒会兼、サッカー部の後輩か。と、勝手に納得する。
「先輩、普段は白い服ばっか着てそうやなって思ったんですけど、案外そんなことないんです？」
「んーん、当たり。わたし普段は白とか黒とかベージュとか…そんな色ばっかりだよ。」
「えっ、でも…。」
ショッピくんはわたしの方をまじまじと見詰める。
後ろで話を聞いていたのであろうコネシマさんも同様だ。
「変かな？」とフレアスカートの裾を少しだけ持ち上げる。
目に明るい向日葵色を見たふたりは、少しだけ目を細めながら首を横に振った。
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。ﾏﾙ(プロフ) - 星空さん» コメントありがとうございます◎わ〜とてもうれしいです！たくさんきゅんを摂取していってくださいね！ゆっくりにはなりますが、更新の方頑張りますので、ゆるっと応援お願いします。 (2020年8月20日 6時) (
レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - もうめっちゃ心臓がキュンってします……！！好きですありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私もこんな青春したい(´；ω；｀)この小説でドキドキ摂取してます(？)これからも無理せずに更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月19日 3時) (レス) id: df42e0e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - デデドン！さん» コメントありがとうございます◎ゆるゆるになりますがこれからもがんばります…！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - トドルゴンさん» コメントありがとうございます◎ほんとうですかうれしいです〜！(T . T)きっと心臓きゅって掴んだまま離しません！どうか引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
デデドン！ - めちゃくちゃ文が綺麗で好きです、、これからも頑張ってください！ちゅっ！！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 2c8648c87a (このIDを非表示/違反報告)
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