【銀魂×REBORN】銀の刃となりて炎を灯す【始まり・日常編】

標的２９…体育祭と棒倒し ページ32

Aside


本日は晴天なり。絶好の体育祭日和だ

まあ、恭弥は校庭に生徒が群れてるってんで、かなり機嫌はわりーけどな


午前中にあった事件といえば…

A組の笹川兄と獄寺くんがC組総大将を殴って気絶させて、その上…A組総大将の沢田くんの指示(らしいもの)でB組の総大将が襲われたらしい


そんなわけで今はお昼休憩で、各チームの3年代表を本部に集めた…おい笹川兄、お前2年だろ？なんで他の連中止めねーんだよ

つーか、昼メシは応接室に一応作ってきたけど…恭弥の奴、ちゃんと食べてっかなー？



了「提案がある！！」

『笹川兄か…なんだ？』

了「Aの総大将が全てやったことなのなら、BとCを合同の極限チームにしてしまえばよいではないか！！」

「…は？マジかよ…」

『こっちとしては別にどーでもいいけど…いいのか？』

了「沢田は、オレが認めた極限強い男だ！！負けなどありえんっ！！」



どうやらそれが他チームの怒りを買っちまったみてーで、その提案は可決された…


んで、棒倒しがやってきて、合同チームは誰を総大将にするかで話し合っていた

そしたら、珍しい奴が自ら名乗り出た…



恭「僕がやるよ」

「「「ヒバリさん！！」」」

『え…き、恭弥が！？』



突然現れた恭弥は、生徒を踏み台に堂々と棒の上に上がる

恭弥の奴…相手が沢田くんなら、あの赤ん坊が出てくんじゃねーかって思って、出てきたんだろうな…じゃなきゃ、好き好んであんだけ群れ群れしてるところに行きゃしねーだろ


そして始まった棒倒し…やっぱ圧倒的に数で負けていて、あっという間に沢田くんはボコボコにされる


…そしたら、空中でパンイチ沢田くんが飛び出した

そのまま人を踏み台に飛び移って、いつもの愉快な仲間たち+α(笹川兄)が騎馬になって恭弥に向かう

…が、敵地のど真ん中で騎馬の二人がケンカをはじめて崩れ、チームは負け…騎馬連中が中心の乱闘が始まった


…で、いつの間にかさっさと切り上げてきた恭弥が、俺の横でつまんなそーにそれを眺めていた



『…どうだった？』

恭「つまんなかったよ。赤ん坊も出てこなかったし…あの草食動物も足がヘマしたせいで、咬み殺せなかったし…」

『ははは…』

恭「…帰るよ」

『ん…あー……おう』



そのうち収まんだろ…そう考えついて、俺は恭弥とさっさと帰路についた


後日、学校に登校してくる生徒達の何人かは、所々にキズをつけて登校してきたが…若さ故の過ちってやつだろ

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