標的2…幼馴染(前編) ページ4
Aside
ノックもなしにいきなり入ってきたのは、今俺が記憶を探ってる中でかなりの回数出てきた幼馴染…雲雀恭弥に違いない
ひばっ…恭弥は少しの間固まってると思ったら、俺のところに駆け寄ってきてベタベタと俺のケガに触ってきた…って
『Σいってて!痛てーって!!』
雲「……生きてるの?」
『勝手に殺すんじゃねーよ』
雲「……遅い」
『へーへー。悪かったな、恭弥』
ペシペシと軽く頭を叩いてやれば、イラついたのか叩き落とされた…ひでーなー
雲「それで?いつ退院できるの?いつから学校に来るの?」
『んー…退院はまだちょい先だと思うけど、多分もう学校には行けねーと思う』
雲「…は?」
俺の言ったことがしゃくに触ったのか、恭弥が一気に真顔になった…こわっ!!どうした!?
雲「…なんで」
『なんでって…父さんと母さんが死んじまったから、親戚の誰かに引き取られんだろ?
親戚連中の中でこの辺に住んでるやついねーから、遠くに引っ越すことになるだろうし…』
なあ?と聞き返してみるが、恭弥は下向いたまま動かなくなった…おーい、大丈夫かー?電池入ってますかー?
顔の前でふらふらと手を振ってたら、ガッ!と手首を掴まれて、顔を上げてた恭弥と目が合った
『Σうぉ!?ど、どーした?』
雲「……ダメ」
『な…なにが?』
雲「並盛から出ていくなんて、絶対に許さない」
『許さないって、言われたってなぁ…』
今の俺はガキの身体で、大人無しじゃ到底生きられ…ねー理由でもねーけど…前は兄貴がいたからなぁ
そんな事を考えてたら、急に恭弥が俺を担いで車椅子に乗せて、俺ごと部屋を出た…っておいィィ!?どこ行くんだよ!!
って思ったら、恭弥が止まったのはすぐ隣の部屋で…って、イヤな予感がすんのは気のせいか?
扉を開けて、視線が集まって、開口一番…
雲「Aは僕がもらうから」
……なんて、ねー……って…
『Σアホかーーッ!!』
雲「急に大声出さないでよ、驚くから」
『あ、わり…Σじゃなくて!!突然何言い出してくれてんだお前は!!』
雲「Aは、あの家から出ていかなくちゃいけなくて、住む場所がないから引っ越すんでしょ?
だったら、僕の家に住めばいいよ」
ほ、ホントに…何言ってんだ!?
だがその申し出は、親戚連中にとって都合がいいんだろう?遠慮する素振りを見せながら、顔が笑ってんのが丸見えだぞ
続く
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十六夜☆(プロフ) - モエナさん» コメントありがとうございます!メガティブになってた所を修正しました。教えて下さりありがとうございます! (2018年6月18日 12時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
モエナ(プロフ) - 銀魂とリボーンのコラボ好きです!応援してます!後、標的6の最後辺りのネガティブがメガティブになってます。気になったのでコメントさせて頂きました! (2018年6月17日 18時) (レス) id: 108ca69897 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 銀魂とリボーンの作品が大好きで、凄く嬉しい作品です。雲雀さんカッコいい!!これからも無理せず更新頑張ってくださいね応援します。 (2018年6月10日 17時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 銀魂きたーーーーーー!!!!!!!!!!!これからどうなるのかが楽しみです!更新頑張ってください! (2018年6月9日 16時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年6月9日 13時