標的1…転生 ページ3
Aside
俺は死んだ…
先生を助けることができずに、兄貴を庇って…虚にバッサリ斬られた
その…はず、なんだけど……目が覚めた
正面には白い天井で、消毒液のにおいが鼻についた
俺が寝かされていたベットの横に座っていた女が、俺が目を覚ましたのに気がついたのか焦ったようにナースコールを押す
それからしばらくして医者とナースが来て、俺は精密検査とかいうので車椅子で連れ回された…って、身体中いてーから、あんまりベタベタ触んな
移動中…やけに自分が小さいのに気づいて、廊下にあった姿見で自分のことを見てみりゃ…縮んでた。叫ばなかっただけ褒めてほしい…ぎゃっとか言っちまったけど
何を言ってるかわからねーと思うが、俺自身も何を言ってるかわからねー…って、ふざけてる場合じゃねーか
だが、見た目は子供頭脳は大人…なのは、確かだ
医者に記憶の有無を聞かれた時、状況が理解できなかったから分からないといえば…医者と俺のそばにいた女がこうなる前のことを説明してくれた
俺の名前は坂田A…
両親が俺の誕生日を祝って、少し高いレストランに食事に行く途中で…悲劇という名の事故が起こり、両親は即死で俺だけは両親に庇われて一命を取り留めていた
数ヶ月間眠り続けて、今日ようやく…中身変わってっけど…目が覚めて今の状況らしい
よしわかった。こりゃアレだ…“転生トリップ”ってやつだ
診察を終えて、とりあえず後遺症は残らないだろうって診断された俺は、女…母さんらしい人の妹さんに連れられて病室に戻った
俺を置いて部屋を出た妹さんの気配は、何故かすぐ隣…人が数人固まっている待合室みたいな場所に入ってった
壁に耳をすませてみりゃあ…誰が俺を引き取るかって相談をしてて、かなりもめてるみてーだ
そりゃあ…こんな毛色のガキ、誰も引き取りたきゃねーわな
どうせ引き取られた先じゃ、鬼だ化け物だと…石投げられるハメになんだろうなぁ…
そんな事を考えながら、今…俺が入っちまったこの身体の持ち主の記憶を探りながら、俺の周りにいる連中がどういう奴らなのかを探る
そんな時、ふいに…ノックもなしに部屋の扉が開かれた
そこには、多分この身体の俺と同い歳くらいの黒い髪の子供が、目を丸くして俺を見ていた
197人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
十六夜☆(プロフ) - モエナさん» コメントありがとうございます!メガティブになってた所を修正しました。教えて下さりありがとうございます! (2018年6月18日 12時) (レス) id: daaab74543 (このIDを非表示/違反報告)
モエナ(プロフ) - 銀魂とリボーンのコラボ好きです!応援してます!後、標的6の最後辺りのネガティブがメガティブになってます。気になったのでコメントさせて頂きました! (2018年6月17日 18時) (レス) id: 108ca69897 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 銀魂とリボーンの作品が大好きで、凄く嬉しい作品です。雲雀さんカッコいい!!これからも無理せず更新頑張ってくださいね応援します。 (2018年6月10日 17時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 銀魂きたーーーーーー!!!!!!!!!!!これからどうなるのかが楽しみです!更新頑張ってください! (2018年6月9日 16時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:十六夜☆ | 作者ホームページ:http://maru1215
作成日時:2018年6月9日 13時