50.正解なんて分からない【JK】 ページ50
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29日の深夜。
収録を終えて、疲れた身体をタクシーに沈める。
時刻は3時を過ぎてて、もうヌナは寝てるだろうなと考えながらヌナの家に向かう。
クリスマスの日。
プレゼントを渡したあの瞬間から、自分の感情を抑えるのに必死だ。
それでも彼女がいる家に短い時間でも帰ってしまうのは、彼女を一目でも見たいから。
それくらいヌナが好きなのに。
時々、こんな形を選んでしまった自分を恨む。
でも、あの日この形以外でヌナの記憶に残るにはどうしたら良かった？
ただのBTSのジョングクで終わらないでいるためにはどうすれば良かった？
彼女の心にどんな手を使ってでも残りたくて必死だったあの日。
それが今の自分を苦しめていたとしても
一緒にいられるだけでも幸せって思える僕は相当重傷だと思う。
「ただいま」
部屋の灯りは僕が帰るって言ったからか、少し暗めだけど点いていて
そんなところにもAヌナの優しさを感じる。
寝室で気持ち良さそうに眠る彼女を見て、やっぱりこの寝顔を見るだけで疲れなんて吹っ飛んでしまう。
そっと髪に手をかけて、優しく撫でても起きないヌナにキスしたくなる衝動を抑えて
「…おやすみ」
そう言って、寝室を後にした。
ソファーに座って、スマホを開けば
さっきまで一緒だったジミニヒョンからカトクが届いていた。
その内容は僕にとっては驚くべきことだったけど
あの時ジミニヒョンが言ってたのは、そういう意味だったんだとやっと繋がった気がした。
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作者のuzです。
ここまで読んでくださって
本当にありがとうございます。
もうしばらく続きますので
お付き合いよろしくお願いします。
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チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (
レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー！続き気になります。更新はする予定ですか？ (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uz
| 作成日時：2020年12月17日 11時
