突然ですが僕達、結婚します。

49.試されてるみたいで ページ49

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クリスマスが終わると一気に年末に向けて、音楽番組の収録やら新年早々のイベントやらの打ち合わせで慌ただしい。


それは、私だけじゃなくて世界で活躍するBTSはさらに忙しさを増していた。


グクは家に来れない日もあって、そんな日はだいたい夜通し仕事みたいで、ちょっとだけ心配になった。



『ちゃんと寝れるときに寝てね』



一言だけ、カトクを送ればやっぱりすぐに返ってくる返事。



『ありがとう。明日は帰れそうにないので、今日は収録が終わったら少し寄ります。』

『でも遅いと思うから先に寝ててください』




不規則な時間に戻ってくるから

「起こすの悪いのでスペアキー貸してください」と言われた昨日。


活躍する時がこんなに早く訪れるとは…。





そして、またカトクが届く。


でもそれはグクじゃなくて…。



『明日23時過ぎてもいい？」



そう、明日は30日でテヒョンの誕生日。



『大丈夫だよ、何か食べる？』



テヒョンに二人でお祝いしてほしいと言われて

考えたけどこの時期忙しいテヒョンと外食に行くのは難しそうだったから、初めて家に誘ってみることに。



最初は呼んでいいのかな？って躊躇したけど別にやましいことなんてないし。


ましてや高校からの友達、兼メンバーの仮にも結婚相手の私に手を出すほどテヒョンは女性に困ってない。




『チャプチェが食べたい』

『分かった！」



いつもなら毎年ジミンとテヒョンの3人でお祝いしてたんだけど


今年は私が女優デビューしたこともあったし、彼らもアメリカにまで拠点を作ったりして忙しかったのあって

そのままお祝い出来ないまま時間が過ぎて、気付けばグクとこんな感じになってしまった。




「プレゼント何にしよう…ワインにしようかな」



チャプチェにワインってどんな組み合わせって思うかもだけど

いつからかテヒョンはお酒弱いのにワインを飲み始めた。


もっぱらコーラだったのに、いつのまにか大人になっていたことを去年の今頃知った。



テヒョンのことだから、きっと今回のことをなんで教えてくれなかったの？っていっぱい質問責めに聞いてくるんだろうな。



私はそれに対して、上手く誤魔化せるだろうか。




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