45.見つめるのが精一杯 ページ45
.
「なっ、、年上からかうのやめてって言ってるのに」
JK「ふははは。顔まっか〜。笑」
ジョングクくんがあまりにニコニコしながら言うから、またからかわれてると思うと恥ずかしくてたまらない。
顔を逸らして立ち上がろうとすれば、「ちょっと待って」と小さく呟いて、真っ黒のキャリーケースの中をモゾモゾと漁りだすジョングク。
JK「はい。」
私の前に差し出されたものは、綺麗にラッピングされたあの某有名店のブルーの小さな箱。
「え、、」
JK「メリークリスマス!」
「…あ。」
JK「なんとかギリギリ間に合って良かった。」
そうだった、今日はクリスマスだった。
仮にも女子のくせに、そんなこともすっかり忘れていたなんて。
いかに今までそんな経験がなかったかバレてしまいそうで恥ずかしすぎる。
というか、ジョングクくんが慣れすぎなんだ。
女の子のこと苦手なくせに、こんな女子が喜ぶポイントは抑えてるなんてズルい。
しかも、私なんかにどうして?
「貰えないよ、、」
JK「なんで?開けて見てよ」
「………。」
もらえるわけないよ。
だって、私は何も用意してないから。
差し出されたブルーの箱を見つめるだけで、手を伸ばそうともしてなかったら
その手をジョングクくんに掴まれて、手のひらの中に箱を押し込められた。
JK「僕があげたくて、というか今回勝手なことしたお詫びというか…とにかくたいしたものじゃないから受け取ってください。」
「…………………はい。」
そのまま、開けて開けてと目で合図されるがまま
手のひらサイズの小さなブルーの箱につけられた白リボンをほどけば
「わ……可愛い」
シルバーのオープンハートの可愛いネックレスが入っていた。
.
1234人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー!続き気になります。更新はする予定ですか? (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:uz | 作成日時:2020年12月17日 11時