20.そこにまだ僕がいなくても【JK】 ページ20
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NJ「ジョングクー!起きろー!」
「………なに、ヒョン。朝からそんな大声だして…。」
朝から眠たくて重い身体をリーダーのナムジュニヒョンに強く揺らされて目が覚める。
正確にはまだ起きることを抵抗しているのだけど。
それくらい眠たいのに、目の前のナムジュニヒョンは必死だから、僕も眠たい目を必死に開けた。
本当はもう少し幸せの余韻を噛みしめたかったのにな…。
昨日僕は幸せ夢を見た………わけではなく
現実の世界で夢への第一歩を歩み始めたわけで。
思い出したら、眼を瞑っててもニヤけてしまう。
だって、元々あんな約束無理やりだし、理由聞かれた時も上手く言えてた気がしないというか。
緊張してたからあんまり覚えてない。
心臓の音が隣の彼女に聞こえてしまうんじゃないかってヒヤヒヤしてたし。
「だから、僕と結婚してみませんか?」
ってダメ押しで言ったつもりだったけど
「…はい。」
その瞬間、透き通る声が聞こえた時は
自分の耳を疑った。
「え?…………今、はいって言いました?」
「へ?うん、言ったよ」
「…やばい。」
顔に熱が集まるのが分かったし、何より嬉しさを我慢出来ていたか自信がない。
いちいち驚く顔も、恥ずかしそうな顔も、照れたように笑う顔も
やっと近くで見れたんだから。
ヌナの中にまだ僕がいなかったとしても、今はそれで充分なんだ。
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チャンユ(プロフ) - shoko0619さん» ありがとうございます。続きも駄文になりそうですが更新していきますので、よろしくお願いします。 (2020年12月25日 13時) (レス) id: df90284621 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - キャー!続き気になります。更新はする予定ですか? (2020年12月24日 20時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uz | 作成日時:2020年12月17日 11時