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「Aちゃん、家まで送っていくよ。後ろ乗れる？」
「待て待てアングリー。Aちゃんはオレが送っていくから大丈夫だ」
「だったら三ツ谷はオレの後ろに乗れよ、お前も送ってやるから」
お、サンキュー！なんて喜んでいる三ツ谷君。
家どこ？とアングリー君が聞いてくれたので、マイキー君のおウチでお世話になっていることを伝えた。
結局私はアングリー君の後ろに乗って送ってもらうことになった。
バリバリ…と音を立てながら走るバイク。
風を切り流れゆく景色を見ることが好きになってきた私はバイクにハマってしまったようだ。
あっという間にマイキーの家に到着した。
アングリー君にお礼を言い、バイクから降りた。
すると中からマイキー君とドラケン君が出てきた。
バイクの音に反応したようだ。
「スマイリーとアングリーじゃん」
「三ツ谷もAちゃんのことありがとな」
三人はうっす、と答えると私に向き直り、またな！と去っていった。
今日は散々１日だと思ったけど、最後はモヤモヤも発散できたし、アングリー君のバイクの後ろにも乗れたし。
意外と楽しい１日だったな。
「Aちゃん、大丈夫だったか？」
ドラケン君って本当にお兄ちゃんみたいに優しいな。
おまけに心配性なのかな？？
『朝、稀咲君に遭遇、帰りはチンピラに絡まれました。チンピラは三ツ谷君と撃退しましたので問題ないです』
「おいマイキー、問題大有りだと思うのはオレだけか？」
「大丈夫ケンチン。オレもそう思ってる」
帰りだけじゃなくて朝も護衛付けるか。なんて聞こえてきたけど、そこまで過保護にされても…
私は何て答えたらいいかわからず、黙って二人のやり取りを見守った。
「あ！A！！おかえり！！」
玄関からひょっこりと顔を出したエマ。
マイキー君とドラケン君も笑っておかえり、と言ってくれた。
お か え り
今まで言われたことのない言葉。
最近涙もろくなってるのかな…涙腺が緩みそうになるのを必死に耐え、私は小さな声でただいま…と呟くのだった。
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華(プロフ) - クリスさん» お返事が遅くなりました。コメントありがとうございます！稀咲くんはあんまりですが、半間くん大好きなのでちょこちょこ入れさせていただいています( ´∀｀ )これからも楽しく読んでいただけると幸いです。 (2021年10月26日 16時) (
レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
クリス(プロフ) - 愛されてるヒロイン最高です！キサキとか敵キャラにも地味にスポット当てられてるのも個人的には最高です！続き楽しみにしております！ (2021年10月25日 11時) (レス) id: 6dab28c1fc (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - シガラキさん» コメントありがとうございます！イザナ君不足なので自給自足してみました( ´∀｀ )気に入っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2021年10月23日 14時) (レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！理想と言っていただけてとても嬉しく思います。これからも楽しんで読んでいただけるよう頑張ります！ (2021年10月23日 14時) (レス) id: e42c37c445 (このIDを非表示/違反報告)
シガラキ(プロフ) - 余りイザナが出てくる作品なくて困ってたところ、この作品を見つけました。本当に面白い作品ですね！続き楽しみに待っています。 (2021年10月23日 7時) (レス) id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2021年10月22日 1時
