歌い手系カフェ店員と声優さん 2nd (ページ39)

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84杯ページ39

大学3年の穂乃果。

毎日なんとなく平和に過ごしていたある日。

「一目惚れしました！！

おれ！絶対幸せにします！付き合ってください！」

『え？』

告白されました

大学のど真ん中で

しかも知らない人

『え、あ、、あの、大変失礼かと思いますが

どなたですか？』

そう言うとガーンっという効果音が聞こえてきそうな顔をする男性

「おれ、武田悠斗って言います。

大学3年です。俺本気です！彼女とも別れてきました！！」

『いや、ごめんなさい、お付き合いはできません、そういうの興味ないので』

「え？付き合ってあげねーの？」

「付き合ってやれよー」

「無理だったら別れればいいじゃん」

告白してきた男性の友人と思われる人たちが口々に言う

いつも隣にいる親友のあかりが居ればなんとか切り抜けられたものの本日は運悪くいない

じゃあ、と

「1週間！！！時間をくれ！
好きになれなかったら別れて構わない！！な？？おねがい！！」

グイグイと来られるのが苦手な穂乃果はつい

『1週間だけなら』

やっちまった

「ってな感じのお話でーす

穂乃果はA。武田悠斗は昴くん。
友だちは花江くんと新人君二人ね」

と出だしだけ説明してくれた晋太郎さん

『はい』

「じゃあ、ここの、俺が説明した部分と、穂乃果のバイト先のカフェの辺りまでの20ページまでかな？読み合わせます」

「「『はい』」」

順調に進んでいく読み合わせ

つ、疲れた

「お疲れ様でした
明日からは演技指導の方も入っていくのでよろしくお願いします！

では！解散！！！」

『お疲れ様でしたー』

どっと疲れた

「Aちゃんすっごい演技上手！！！
びっくりしちゃった！」

「わかる！私もびっくりした！」

『かなちゃんあおちゃんありがと～！
ふたりにそう言ってもらえると安心する！』

「そーだ！！このあと飲みに行かない？」

『いいんですか⁉️』

「暇だったらぜひ！」

『行きたいです！』

かなちゃんの発案により急遽飲みに行くことになった