らくだい魔女と感情を司る王女

第2話 ページ3

と言いたいところだけど、校長室ってどこー。

わー、完全に迷った。こんなときに、助けてくれる優しい優しい子は…。

周りを見る。

誰もいない。

うわー、こりゃもうだめだわ。

……でも、校長室あった。私ってば、方向音痴なのよね。
でも、幸運の持ち主って呼ばれる私だから、目的地は出てくる。

つまり、私最強!

って、そんなことより、校長は…。

…………あ、あのハゲたおじさんがそうだ！多分！偉そうだから、まちがいなし！

じゃ、操りますか。

お、先生発見。

校長「ねぇねぇ、ここの学校の服変えない？」

先生「……えっと、校長？」

あ、つい口調が。だめだめ。
私の素が出ちゃってる…。

よし、もうっかい。

校長「コホン…失礼。この学校の制服を変えようと思う。」

先生「そ、そうですか。他の先生にも伝えときます。」


よし、成功！
もう、いいや。校長はいーらない。あとは、大事になったらまたうごけばいいや。

よし！職員室に行こっ！

ｺﾝｺﾝ

「あのー！転校してきたミオナですー！担任の先生は…。」

すると、メガネをかけた女性先生が現れた。美人だなー。

あ、でも、あの人結婚できないから困ってる。仕事優先する人っぽいなー。

校長もハゲてる事気にしてたみたいだし、大人って大変そう。
まぁ、他人事だからいいけど。

パティ「貴方がミオナさんですね。
はじめまして…と言っても、心を読めるんですよね。パティです。」

「はじめましてー！先生、ドストレートに言いますけど、結婚できないんですねー。」

パティ「うっ…ささ、行きますよ。」

あ、ごまかした。
この先生面白ーい！きっと、クラスの人も面白いんだろーな！

って、私カリンとおんなじクラスなのかな。気になるわ。

「先生、私のクラスって…」

パティ「ええ、いい子ばかりですよ。では、行きましょう。」

うわ、聞く気無いな。こりゃ。
でも、いい子ばかりなら、面白いこともありそー！
うわ、凄く楽しみになってきた。

パティ「では、入ってくださいと言ったら、入ってくださいね。」

「はーい。」

先生は教室に入る。
うわ、教室開けた瞬間からガヤガヤしてたなー。
騒がしい人達なのかなー！あぁ…早く入りたいー！

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