Song92 ページ2
弥や侑介、絵麻から学校での事の話を聞きながら、恋歌はうんうんと笑顔で話を聞いていた。
遠巻きにその様子を眺めていた兄たちは恋歌たちには聞こえない程度の声で話をしていた。
椿「恋歌って弟に甘いよなー」
梓「いや、椿に厳しいだけだよ」
椿「ちょ、梓それどういう意味!?」
要「あーちゃん、そんなはっきり言わなくても...」
梓「多分、かな兄にもだよ」
要「え!?」
ショックを受ける二人を横目に梓は食後の熱茶を啜った。
楽しそうに笑顔を浮かべる恋歌であったが、こうして遠巻きに見ると少し恋歌は痩せたように見えた。
きっと多忙なのだろう、そう判断した右京は恋歌に話しかけた
右京「恋歌、あなた夕食は食べたのですか?」
恋歌「あ、えーっと、まだ、かな?」
祈織「姉さん、どうしてそんなに疑問系なの」
恋歌「最近ちゃんと食べてなくて...」
頰を指でかいて苦笑した恋歌に、右京はやっぱり、とため息を零した。
右京「...軽く何か作るので食べなさい」
恋歌「夜も遅いし、大丈夫よ、」
右京「あなたの忙しさを私が計り知ることはできませんが...、社会人たるもの体が資本ですよ。
ちゃんと食事もとらず、体が壊れます」
じとり、と眼鏡越して睨まれると恋歌ははい、としか返せなかった。
絵麻「あ、右京さん、私も手伝います」
恋歌「絵麻ちゃんが作ってくれるの?じゃあ楽しみにしようかな」
キッチンに潜り込んだ右京を追いかけるように立ち上がった絵麻に微笑むと、絵麻は顔を赤くして頷いたのだった
932人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年11月26日 12時) (レス) @page17 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 中学生の時に始めて読んで、何度も読み返したほど大好きな作品だったので久しぶりに読みにきたら凄く更新されててとても嬉しかったです…!深夜にもかかわらず一気読みしちゃいました笑 (2020年9月10日 23時) (レス) id: 354bc71d22 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 一気に読んじゃいました!更新楽しみにしてます! (2020年5月18日 15時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年3月20日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪乃
作成日時:2019年10月12日 23時