彩side↓ ページ35
久しぶりのkz集合、ルンルンっ♪
私は警察に注意されるんじゃないかってぐらい、猛スピードで自転車をこいだ。
途中、何回か電柱にぶつかりそうになったのはヒミツ。
集合時間の10分前なのに、もう皆来ていた。
ごめんね、と中学生の頃みたいに謝って小塚君と黒木君の隣に座る。
黒「久しぶり。また綺麗になったね、アーヤ。」
甘い声でそんなことを言うもんだから私は耳まで真っ赤になってしまった。
若「そこ、やたらとイチャつくんじゃない!」
ギロリと睨まれ私は身構えた。
上「余計なトコで茶々入れんな。」
若「じゃあ上杉は黒木とアーヤがイチャついて良いのかよ。」
翼「わー、上杉、黙りこんだ。」
翼がニヤニヤしながらからかう。
小「あ、のさ。若武は何で集合かけたの?」
若「それはだな、」
わぁ、切り替え、はやい!
ま、そこが若武の良いトコなんだよね。
若「諸君の近況報告だ!」
私はすごく嬉しいんだけど。
上「くだらな。高校生は忙しいんだ。そんなことやってる暇は無い。」
出ていこうとする上杉君を無視して、忍が話しだした。
忍「えっと最近、俺は数学にハマってきた。」
ドアノブに手をかけた上杉君の耳がピクリ、と動く。
忍「IT関係の事してたら数学が必要だろ。で、色々勉強してるうちに虜になった。」
忍は続けた。
忍「上杉、πについて教えてよ。」
上杉君は盛大に溜め息をついて、ドアノブから手を離した。
忍、すごいっ!!
意外と策士かも。
★帰り道★★★
一番最後に家を出た私は、塀に寄りかかっている上杉君を見つけた。
彩「上杉君、どうかしたの?」
上「お前、話した事、誰にも言うなよ?」
私は頷き、耳をかたむけた。
上「…………いや、何でもない。」
何よ、期待させておいて……。
上杉君は優しい微笑みを浮かべた。
上「じゃーな。」
彩「…ん、バイバイ。」
やっぱり、上杉君はいつも謎を置いていく。
しかも、特大級の謎。
上杉君は、何を言おうとしたんだろう。
何を、知っているんだろう。
そんな事、私に分かるわけ無い。
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由希 - 番外編書いてください!面白い!気になります! (2022年4月8日 11時) (レス) @page49 id: 2f26b28cc8 (このIDを非表示/違反報告)
アーヤ(プロフ) - 番外編、是非書いてください!楽しみにしてます! (2020年4月24日 15時) (レス) id: d619466f82 (このIDを非表示/違反報告)
マライア雨 - 元ゆきです。番外編、書いてほしいです!もちろん、時間があれば、ですけど (2019年10月26日 20時) (レス) id: 74a3dbf8fd (このIDを非表示/違反報告)
花桜L - ゆきさん» 3DS、PCが対応していないんですよ…トホホ… (2019年9月16日 12時) (レス) id: 4c799f114d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - あの、遥さんのイメ画なんですけど、ゆる女子メーカーで作ったら良いと思います!結構可愛いのができますよ(*´ω`*) (2019年9月9日 14時) (レス) id: 74a3dbf8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花桜L | 作者ホームページ:http://uranai:nosv.org/u.php/hp/elu
作成日時:2019年4月21日 8時