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俺が一番傍に居ると支えると伝えた

それを有言実行する為にも暫くはこっちの家に半同棲の様な形で転がり込む事にした

まだまだ先までスケジュールが詰まってる太輔はもし一日でも目を離せば食事や睡眠や、一番必要なものをまた蔑ろにしかねないから

監視なんて言えば聞こえが悪いがある意味間違ってもいないだろう

それに何より、俺自身が一緒に居たいというのが本音だったりもする




「愛情もたっぷり込めてくれてるんでしょ?」

「そりゃ当然」

「ふふ、ありがとう」




仕上げを終えた料理をテーブルへと運び、向かい合わせに座って「いただきます」と、同時に手を合わせていた

一瞬びっくりして、そこからまた二人同じタイミングで笑い出す

一昨日からずっと箍が外れっ放しの太輔は兎に角纏う空気が常に甘い

二人になると更に拍車が掛かって正直照れが勝る…のが以前の自分の反応だったけれど

でも今は会えなかった離れていた事への反動か、恥ずかしさはあってもそれ以上に嬉しい気持ちの方が大きかった




「んー!これ美味しい!」

「良かった。 でも無理はするなよ?食べられる範囲で良いからな」

「…なんか宏光お母さんみたい」

「え?」

「ああでも違うか。ちょっと心配性な可愛い奥さんかな」

「は?!」

「何そんな驚いてんの? …もしかして照れた?(笑)」

「ばっ…!!お前…!!」

「顔真っ赤だよ、可愛い」

「……っっ!!」




ニコニコと、これでもかと嬉しそうな笑顔を浮かべている太輔

反論しようにも言葉が出てこない

…前言撤回

嬉しい気持ちが大きいのは事実だが、やっぱこのダダ漏れになってる甘い雰囲気はどうにも恥ずかしさが上回ってしまいそうだ

慣れるにはまだまだ時間が掛かるかもしれない






「宏光おかえり」




食事の後、少しまったりと過ごしてから太輔が洗い物をしてくれてる間に風呂に入ってリビングに戻ればそこは既に真っ暗

まだ早めの時間ではあるものの今の彼奴は少しでもゆっくり休むのが何よりだから

今日も忙しかったし先に寝たかな?とそっと寝室を覗くと、ベッドヘッドに背中を預け本を読んでいた太輔の顔が上がって目元が優しく緩められた

後は寝るだけの完全に無防備な状態

特別な事なんて何も無いのに、

栞を挟んで本を閉じ「おいで」と手招きするその仕草一つ一つがなんだかもう、色気の塊みたいに思えて仕方ない




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kurumi(プロフ) - aaaさん» 切なくなったりドキドキしたり…そんなお話が書けたらと思っていたので楽しんで頂けていたら何よりです(*´˘`*)私もFさんは月のイメージでした。でも此のKiさんにとっては太陽なんですよね。逆にFさんにとっては…。ありがとうございます!最後までよろしくお願いします (2022年10月5日 22時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
aaa(プロフ) - このお話、いったいどう着地するんだろうとドキドキしながら読ませて頂いてたのでちょっとホッとしてます。Fくんって太陽の太が入ってるのに月のイメージなんですよね。。月の満ち欠けで進むお話素敵ですね。続きが楽しみです。 (2022年10月5日 19時) (レス) @page27 id: 28fb511570 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kurumi | 作成日時:2022年8月4日 0時

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