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ケアの一つとして病院に来てるもまだ多少青白さが残ってる顔を見れば本調子でないのなんて一目瞭然
幾ら仕事でもそんな無理をしてるから…
「宣伝兼ねてラジオにゲストで出させて貰うだけだからすぐ終わるよ。大丈夫。心配しないで?」
「……」
今はこの状態で心配するなという方が難しい
それに俺はさっき二階堂と千賀から話を聞いただけで太輔の体調の事はまだ何も詳しく分からない
だからこそ簡単に「大丈夫」という言葉も飲み込むなんて出来ないから、
「……今日、お前ん家で待ってる」
「…え?」
「待ってるから。 仕事終わったら、さっさと帰って来い…」
「風呂沸かして、飯も用意しておく」そう付け加えればすぐそこにある驚き顔は一気に綻んだ表情へと変化していった
「家で待っててくれるの?嬉しい。 分かった。終わったら即行帰るね」
…本音は、まだまだ触れていたい
キスだって、あんなんじゃ全然足りない
ふわっと笑う太輔の手がマスクの上から頬に触れて、唇の形をなぞりながら指がゆっくりと動く
その動きの意味を汲み取れない程鈍感では無いから
もっと触れたいと、自分と同じ気持ちで居てくれるのが嬉しくも少し恥ずかしくもあった
…期待に疼く腹の奥
身体はなんとも正直だ
不意に湧き上がる熱に耐え、抑え込む様にマスクの中で唇を噛んだ
「…帰ったら、さっきの続きから宏光の事久しぶりにたっぷり愛させて?」
「…っっ、」
甘く響く声
ゆらりと、太輔の瞳に欲の色が見え隠れした
…折角、今我慢してるっていうのに此奴は…
「………まってる、」
なんとか返した言葉に向けられたのは嬉しそうに目を細めた笑顔だった
「駄目。無理。」
「…なんで?」
「万全じゃないんだから、まず今は身体休める事が一番だろ」
「…俺もう我慢出来ないんだけど」
「太輔、お前の為だか……ちょ、ぁっ……、」
言い終える前にチュ、と小さく音を立てて首にあてられる唇
痕が付かない程度に吸いあげられ、思わず声が漏れる
たったそれだけの事でも、太輔から与えられる快感全てを嫌というほど覚えてるこの身体は素直に反応を示してしまう
「…ふふ、本当は嫌でも駄目でも無いんでしょ?分かるよ、それぐらい」
「………っ」
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kurumi(プロフ) - aaaさん» 切なくなったりドキドキしたり…そんなお話が書けたらと思っていたので楽しんで頂けていたら何よりです(*´˘`*)私もFさんは月のイメージでした。でも此のKiさんにとっては太陽なんですよね。逆にFさんにとっては…。ありがとうございます!最後までよろしくお願いします (2022年10月5日 22時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
aaa(プロフ) - このお話、いったいどう着地するんだろうとドキドキしながら読ませて頂いてたのでちょっとホッとしてます。Fくんって太陽の太が入ってるのに月のイメージなんですよね。。月の満ち欠けで進むお話素敵ですね。続きが楽しみです。 (2022年10月5日 19時) (レス) @page27 id: 28fb511570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kurumi | 作成日時:2022年8月4日 0時