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*




「………、」

「…この前、ミツが少しでも休めって怒って楽屋出た直後に実はガヤ倒れてるんだ、その場で」

「…………ぇ……?」

「倒れた、て言っても救急車呼ぶレベルの話じゃないから安心して。此処最近の体調不良のせいで知らないとこでも貧血とか、何度かあったみたい。それをワッターだけは知ってて…」




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「ガヤ、流石に今のは…、」

「………っっ、!!」

「え?!ガヤさん?!」

「太輔…!」

「………わたる、ごめ……」

「いいからもう喋んな。ちょっと休め。 俊くん、裕太悪い。そこで太輔横にならせてもいい?」

「それは、構わないけど…」

「ありがとう」

「横尾さん、良ければこれ枕代わりに使って」

「俊くん気が利く」

「…ぇ、待ってなに、なんなの?どういう事?」

「ガヤちゃんそんなに悪いの…?」

「…なぁ、太輔。もうこれ以上は隠せないだろ。せめて4人だけには話しておこう」

「……でも………、」

「こんな状態見せてまでどう隠すっていうの?」

「…………」

「限界なんてとっくに超えてるの分かってるよな? 俺だって何時までも甘やかしていられる訳じゃないんだよ」

「………分かった。自分で話す…」

「皆悪い、ちょっとだけ時間頂戴。太輔の話聞いてやって欲しいんだ」


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「…………」

「忙しくてまともに睡眠も食事も取れなくて体調崩し始めたのは2ヶ月ぐらい前かららしい。最初はちょっと何か調子悪いなぁ、程度で特に気にもしてなかったみたいで」




彼奴が本格的に忙しくなりだした頃、まだ、合間の時間を見つけて少しでも会えていた頃

その時からもう既にやっぱ体調を崩していたなんて…




「わったーは一緒に居る時に偶然知るキッカケがあったんだって。その時には一人で病院にも行ってて原因も病名もガヤは全部分かってた、て」

「…病、名………?」

「重い病とかじゃないよ? 過労によるストレスからきた自律神経失調症と貧血」

「元々寝付き良くないのも眠り浅いのも知ってたし、今一番ガヤちゃんが忙しいでしょ?でもまさかそんな事になってたなんて俺達もびっくりして…」




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「………黙ってて、悪かった……」

「そんなのはいいんだけど…。 …じゃぁ、ミツのことは?」




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kurumi(プロフ) - aaaさん» 切なくなったりドキドキしたり…そんなお話が書けたらと思っていたので楽しんで頂けていたら何よりです(*´˘`*)私もFさんは月のイメージでした。でも此のKiさんにとっては太陽なんですよね。逆にFさんにとっては…。ありがとうございます!最後までよろしくお願いします (2022年10月5日 22時) (レス) id: 65b4911c20 (このIDを非表示/違反報告)
aaa(プロフ) - このお話、いったいどう着地するんだろうとドキドキしながら読ませて頂いてたのでちょっとホッとしてます。Fくんって太陽の太が入ってるのに月のイメージなんですよね。。月の満ち欠けで進むお話素敵ですね。続きが楽しみです。 (2022年10月5日 19時) (レス) @page27 id: 28fb511570 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kurumi | 作成日時:2022年8月4日 0時

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