影ノ守り人 参 【炎炎ノ消防隊】

佰 ページ13

要するに宇宙ロケットの部品らしい。





……よくわからんが良いやつらしい。
親父さんいい審美眼してる。





｢お父ちゃ〜〜んお母ちゃ〜〜ん｣





え、いや、待て待て待って。




え、何子ども？アーサー危ないから置いてったのに？地下で作ってたら意味無くない？？






みんなアーサーに似て可愛い。兄弟って似るもんなんだな。





てかアーサーショック受けてないのか、と思って見たら捗りすぎて何も聞いていなかった。






皆設定を忘れて発言にボロが出まくっているが、アーサーは捗りすぎて都合の悪いことは何も聞いていない。





……ツッコミお疲れ様、ユウ。




そろそろ喉渇かない？まぁ水分持ってないけど。







｢いつもこれくらい都合の悪いこと聞き逃してくれたらいいのに｣





伝説の剣は刺すものってことにしといてくれれば、あんなこと言わずに済んだのに。






……いや、アレがなければ今の私はない、か。






ま、良しとしてやるかなぁ。あのバカさ加減も。






｢ヤベェ！！俺まで捗ってきた！！｣






……ヴァルカンも意外とバカだよなぁ。





アーサーの陰に隠れがちだけど、せっかちだし訳分からん改造してるし。






……うん、アーサーには及ばないけど。






｢｢造るぞ、エクスカリバー！！｣｣





……帰り道は、皆で帰った。






思っていたより道は複雑で、さっぱりわからなかった。






｢……みんなに会えてよかった｣





色んな意味で、な。

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