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笑って玉森さんの顔を見たのに玉森さんは表情をひとつも変えてくれない
まっすぐに私を見てる
あれ、、?
私泣いてないよね?
目を擦る
泣いてるじゃん…………私……
だんだん目の前にいる玉森さんもぼやけて涙でいっぱいになる
「ほらね?」
やっと玉森さんが笑った
涙でぼやけているのに玉森さんの表情が変わったのはわかった
声もさっきより優しくなったから
「俺分かっちゃうんだよな〜Aちゃんのこと
今日1日空元気だったでしょ?」
気づかれてたなんて私ダメダメ……
「気づいてたの俺だけだと思うけど」
「……っ…ほんとっですか?っ……」
「うん、だから大丈夫だよ
そんなこと気にしなくていい」
目に溜まっていた涙がポロポロとこぼれ落ちる
玉森さんがおしぼりを渡してくれたから涙を拭いて顔を上げると玉森さんが酷い顔と私の顔を見て笑った
玉森さんの笑った顔につられるように私も笑った
「話してごらん?俺が聞いてあげる
この玉森さんが!!!!!」
玉森さんが自分の胸をパンッと叩く
私のせいで重くなったはずの空気も玉森さんが明るくしてくれて、話しやすい環境にしてくれる
玉森さんになら良いかな
前も話を聞いてもらったし
そう思ってゆっくりだけど話し始める
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作者名:mi. | 作成日時:2020年7月30日 22時