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北山さんと話すのは時間を忘れちゃうぐらい盛り上がってあっという間だった
何度か北山さんと呼んじゃってデコピンもされた
はじめましてなのにこんなに距離が近いところが私とは住む世界が違うななんて思ったり
デコピンは嫌だけどやっぱりみっくんとは呼べずにみっくんさんって無理矢理呼んでる(笑)
北山さんとお話している間も社長戻ってこないかなとチラッと周りを見てもいなくて
「さっきからAは誰探してんの(笑)」
と北山さんに何度かつっこまれる
わざわざ誰とは言わないけど
さっき1度だけ社長らしき人の背中が向こうの廊下側に見えた気がした
なかなか戻ってこないな〜と気になりつつも北山さんがうちのデザイナー紹介してあげるよと誘ってくれたから挨拶にまわる
北山さんの会社のデザイナーさん達もみんな優しくて気さくに話しかけてくれる方ばかりだった
ついつい楽しくてお酒も進んじゃう
少しフラフラするかもしれない
よたっと身体がよろけそうになった時に北山さんが私の腰に手を当てて身体を支えてくれる
「あっ……すみません!
北山さ、、みっくんさん…………」
恥ずかしくて思わず下に俯く
「飲みすぎた?ちょっとそこの椅子座るか?」
「はい、ありがとうございます」
北山さんに身体を預けながら歩く
椅子まであと3歩ぐらい?
早く座りたい…………
「ありがと、北山」
?
顔を上げるとそこには社長がいた
「え、Aって藤ヶ谷んとこの子?」
驚く北山さん
私の頭上で社長と北山さんのやりとりが続く
「ああ、そうだよ」
「な〜んだ!!そうだったのかよ〜!久しぶりじゃん藤ヶ谷、元気してた?」
「まあ、それなりに。北山は?」
「見ての通り順調ですわ!!!」
胸を張って見せてる北山さん
社長は分かった分かったってあしらってるけど表情が優しい
どういう関係性?って思ったのが顔に出ていたのか
「俺たち小さい頃からの仲なのよ、な〜藤ヶ谷」
と北山さんが説明してくれる
そうなんだと思ったところで記憶が途切れた
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作者名:mi. | 作成日時:2020年7月30日 22時