20.F side ページ20
「ん、あの人Aちゃんのストーカー?元彼とか?今婚約者さんいるもんね?すごい怖い顔してたし、Aちゃんもすごく震えて逃げてたから」
そう聞いたらすこし間があいてコクッとAちゃんが頷いた
だよね、やっぱりいるよな
婚約指輪貰ってるから当たり前か
「そっか、怖かったよね
あの人俺の事見て逃げていったからもう大丈夫だとは思うけど」
Aちゃんの身体がまだ震えていることが分かって落ち着かせるように摩った
「このことしっかり言うんだよ?婚約者さんに」
「私、婚約者いないです………………
あの…助けてくれてありがとうございました
助かりました……っ」
えっ???
婚約者いないの?
どういうことだ?
そんなことを考えながらも目の前で蹲って泣いてしまったAちゃんのそばにいて声をかけた
「ごわがっだでず〜〜ヴヴヴ〜〜〜〜〜」
ワンワン泣いていたからかなり怖かったんだろう
Aちゃんが話したくなったら話を聞けばいいと思って何も聞かなかった
ただ落ち着くまでは一緒にいようと思った
帰りは心配だったからAちゃんうちの前まで送った
「俺で良かったらいつでも話聞くから、また明日ね」
「ありがとうございました、本当にありがとうございました」
帰り道も何度も何度もお礼をされた
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作者名:mi. | 作成日時:2020年7月30日 22時