19.F side ページ19
だんだんAちゃんのことを分かってきたと思ってた
Aちゃんは今日少し残ってくって言ってたからまだいるのかなと思って少しデザイナー部の部屋を覗いて見たけどいなかった
なんだ帰ったのかなんて思っていたら女性の悲鳴声が小さくだけど聞こえた
悲鳴が聞こえた方に急いで走って行くと
身体を震わせて走っていたのはAちゃんだった
後ろには男がいた
ストーカー?とか???
よく分からなかったけど、震えているその姿と表情を見て俺はAちゃんの手を掴んで自分の方に引っぱった
突然手を引っ張ったから怖かったんだと思う
目を閉じるAちゃん
声をかけると俺だとわかったのかゆっくりと目を開けた
今、俺の顔を見てホッとした?
少し強ばった表情が緩んだから
そう思ったのは一瞬でまたAちゃんの顔が引き攣る
きっと俺の後ろにあの男がまだいるんだろう
そう思った俺は震えている手を握った
また安心出来たのかAちゃんが目を閉じた
その隙に俺はAちゃんにキスをした
それは男に諦めろって意味を込めてのキス
Aちゃんを助けるため
案の定男は走って逃げてったから良かった
これで良かったんだよな、、、?
140人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mi. | 作成日時:2020年7月30日 22時