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「遅かったじゃん!A!」
玄関を開けるとケータイを持ちながら急いで私に駆け寄ってくるなみちゃん
「ごめんね、なみちゃん」
「ううん、何があったの?いくらLINEしても既読つかないし電話も出ないし……」
こんなこと滅多にないから
というか初めてだから!!となみちゃんが言いながら私のバックを持ってくれてリビングに歩いていく
私はその後をついて行くようにちょこちょこと歩き出すけど足取りが重い……
「こっちに来て話聞くから」
なみちゃんが優しく目じりを下げる
なみちゃんの顔を見たらぶわっと涙が溢れて止まらない
怖かった
直樹がストーカーになってた
直樹がそんな人だと思ってなかった……
変えてしまったのは私
そう思うと罪悪感に押し潰されそうにもなった
私が泣いている間に誰かからの電話が鳴る
「A…さっきから何度も鳴ってるんだけど、、、」
心配そうに私のバックからケータイを出して渡してくれるけど今は出られない
だから横に首を振る
「Aが良ければ私が代わりに用件聞いておこうか?」
今度は縦に首を振った
「少し借りるね」
私の肩をトントンとしてリビングに行ったなみちゃん
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作者名:mi. | 作成日時:2020年7月30日 22時