某探偵社員、宮城へ。2

任務４３ ページ11

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「あ、Aちゃん！荷物まとめたら、9時までにマネージャーはロビー集合だってー」



『分かりました』



他のマネージャーは同じ部屋らしいのだが、私の場合事情が事情のため一人部屋となり、連絡の回ってこない私のため及川さんが私の部屋まで伝言に来てくれた。



ノックなしに入ってきたのは、気にしないことにしよう。



因みに、私だけ一人部屋な理由は、他校の生徒には軽く誤魔化しておいた。









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『8時50分…そろそろ行くか』









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ロビーには、既に全員揃っており、全員の視線が注がれる。




『すみません、遅れました』




私待ちだったようなので、マネージャーの皆に駆け寄りすぐさま頭を下げる。




「いやいや、全然大丈夫！私たちが早く来すぎただけだから。頭上げて？」




そんな私に優しく言ってくれたのは、烏野高校の清水清子さん。




「そうそう！気にしないでね〜」




おっとりとした口調の梟谷学園、白福雪絵さん。




その他にも、同じく梟谷学園の雀田かおりさん。




生川高校の宮ノ下英里さん。




森然高校の大滝真子さん。




そして、音駒高校の狭川英玲奈(さがわえれな)。




その皆が私に大丈夫だよ、という言葉をかけた。




とりあえずは大丈夫そうだ。









狭川英玲奈も馬鹿じゃないみたいで、この場でなにか仕掛けてくることはなかったものの、



マネージャーでのミーティングの時間中に、私のことをちらちらと横目で確認しており、この合宿中に何かやってくるだろうな、なんて考える。




しかし、他のマネージャー達はしっかりした人ばっかりで、狭川が迷惑をかけないか不安だ。




皆美人だからね←




イケメンより美女派の私にとって、この場は天国でしかない。




…先に言っておくが、間違いなく狭川英玲奈も美人だ。




どうでもいいが。







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