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ar「俺仕方なく涼介と一緒にいるなんて

思ったことないからね

男とか女とか関係なく涼介と

これからも一緒に人生歩んでいく、

涼介が嫌だって言っても離したくない。


涼介だからこんなに好きになれて、

こんなに一緒にいたいと思えてる。


だからもうあんな奴らに言われたことなんて忘れよ、な?」


ym「……、大貴はさ、、、、、

大貴は、子供欲しいなとか、、、

思ったこと、ないの、、?」


ar「欲しくないわけじゃないけど

涼介との子供以外なら欲しくない。

涼介と俺の間に子供ができないことぐらいわかってる。


でも、だからと言って涼介から離れたいと思わない、

涼介と一緒にいられればそれでいいよ

涼介が幸せだと思ってくれてるのなら俺はそれでいいよ」



涼介の表情が和らいだ。

きっと心の中でずっと思っていたんだろうな、

気づいてやれなくてごめんな。



ym「大貴、」


ar「ん〜?」


ym「お誕生日おめでとう、

当日言えなくてごめんね。


出会ってからもう何回誕生日をお祝いしたかわかんないけど

今年の大貴が1番大好き」



満面の笑みで少し照れながら伝えてくる涼介が可愛くて、

自分も照れくさくなってくる。



ar「じゃあ来年は、1番好きを更新しないとな!」


ym「そうだね、更新しよ」


















それから仕事が終わり家に帰って

誕生日プレゼントを貰い、

その中に珍しく手紙が入っていた。


『恥ずかしいから俺のいない所で読んで』

と言われたから涼介がお風呂に入っている間に読んだ。





その手紙には、

『嫌になったら言ってもいいよ』

『大貴が普通の幸せを手に入れたいって思う時が来たら

俺は身を引くから』

と、そんなことが書いてあった。





でもその後に

『でも、ほんとは俺はずっと大貴と一緒にいたい』

『大貴の頑張る理由が、いつまでも俺でありたい。

そう思ってもらえるように、

これからも大貴に負けないぐらい愛を注いでいくね』

そう書いてあった。


すぐ不安になる所もあるけど

こうやって最後には俺の所に帰ってきてくれる。

その涼介の存在があるから俺は頑張れてる、

今までもこれからもずっと、涼介が俺の頑張る理由だよ。


手紙の最後に書いてあった

『大好き』の文字を指でなぞりながら、

『俺も大好きだよ』と1人ポツリと零した。

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作者名:いちご入りオムライス | 作成日時:2024年3月17日 2時

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