大好きな人のずっと隣で２《 ar×ym 》

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ar side


あれから2週間が経ち、

俺らがよりを戻したことを喜んでくれたメンバーも

今じゃ『ベタベタすぎてキモイ』など

いつもの感じに戻ってしまった。


今日はクリスマスイブ、

そして名古屋でのLIVE。


仲直りをした日に付き合ってることを

ファンの子に言おうと約束をした俺ら。


この2週間で事務所の人に言いに行き、

最初は賛成の顔ではなかったけど、

なんとか押し切って今日、

このLIVEで言うことになった。



tk「有岡君とか山田のことが好きな子からしたら

どんな感覚なのかな〜、


私の涼介君なのに〜！

みたいになるのかな」


in「クリスマスイブに恋人います宣言だもね、

ファンの子からしたら辛い子もいるだろうね」



確かに2人の言う通り。


ありがたいことに俺は何故か

Hey!Say!JUMPのリアコ代表と言われている。


そう思ってくれてる子達からしたら

辛いかもしれないけど、

俺は言いたいんだ。




ごめんね。




ar「少しでも応援してくれる人がいてくれればいいな〜」


in「大丈夫じゃない？


大ちゃんと山田が決めた事だもん、

本気で好きならみんな信じてくれるよ」


tk「俺もそう思うよ、

いつまでも黙ってるより

言った方が楽になるかもしれないしね」



ご飯をもぐもぐ食べながら

2人は励ましてくれて、

それが何故かすごく嬉しくなった。





一





LIVEが始まる5分前になり、

メンバー全員が集まる。



hk「よし、クリスマスイブ盛り上がっていくぞ〜！」


「「おー！！！」」



いつも通りに円陣を組み、

山田の元へ向かう。



ar「心配すんな、

なんかあったらちゃんと守るから。」


ym「、、うん。」



不安そうな山田の頭を撫でてやると

心做しか少し顔が和らいだ気がした。



yb「この事をファンの子達に言って、

何かあった時お前は山田をちゃんと守り抜け。


お前ら2人の事は俺ら6人で守るから」



スタンバイをしに行こうと思ったら

薮ちゃんに引き止められてそう言われた。



ar「ありがとう、

俺も正直すごい不安だけど

山田の前でこんな姿見せられないからさ、」


yb「そっか、大丈夫だよ、

ちゃんと守るから。

みんなきっと応援してくれるよ、

お前ら2人だもん」



薮ちゃんからの『大丈夫』にすごく救われて

涙を流しそうになったら、


『泣くな、泣くのはみんなから

おめでとうを言われた時にしろ』


と言われたから、

すぐに涙を拭ってスタンバイを済ませた。

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