大好きな人のずっと隣で２《 ar×ym 》 (ページ14)

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俺的には上手くいった方である

お粥を山田の元へ持っていこうと寝室に向かうと、

ym「ヒック、ヒック、、ヒック、、」

明らかに山田の泣き声であろう声が聞こえ、

慌てて寝室に入る。

ar「どうした？体調悪い？大丈夫か？」

頭を撫でてやっても、

涙を拭ってあげても止まることはなくて、

溢れ出るばかり。

ym「うぅ～、、ヒック、、グスッ、、、」

ar「泣き止むまで待ってるから、話して？どうしたの？」

少し落ち着いた山田が

ym「ファンの人に、、

申し訳ないことしちゃった、、、、」

ar「なんで？」

ym「あんなパフォーマンス、

通常の50%も出せてなくて、、

それで同じお金払ってくれて、、、

ほんとに申し訳ない、、、、」

なんでこう責任感が強いんだろうな。

山田のいい所でもあり、悪い所でもある所。

ar「あんな体調悪い中、

ステージに立ち続けたんだから、

ファンの人も山田からの

ごめんは求めてないと思うぞ？」

ym「…でも、、、」

ar「山田に見せたいものがあるんだ、これ」

昨日山田の元へ行くまでに見たTwitterの内容。

そこには、

『明らか体調悪そうだったのに

頑張ってくれて涙出てきた』や、

『涼介君お疲れ様、ゆっくり休んでね』

の文字が数多くあった。

ym「これ、、、」

ar「#山田涼介は最高のアイドルだよだってよ」

ym「俺なんて、全然、、、」

ar「山田はいつもそう言うけど、

ファンの子達は山田のこと

ちゃんとわかってくれてるし、

こんな暖かい言葉をくれるんだよ、

嬉しいな」

ym「うん、すごく嬉しい」

ar「また泣きそうな顔して～、笑顔笑顔」

携帯を見ながらまた涙目になる

山田の口角を上げさせる。

ym「ふふっ、ありがとう、大ちゃん」

ar「いーえ、ほらお粥冷めちゃうから食べて食べて」

ym「美味しそう、、いただきます」

美味しい美味しいと完食してくれた山田。

ar「昨日山田が眠ってる間に言ったんだけど

聞こえてないと思うから改めて、

あけましておめでとう、

今年も一緒にいようね」

ym「…うん！」

2020年も素敵な1年になりそうです。