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7、健水視点 ページ7

光黄「本当にありがとう。
明日から紫織をよろしくね」

そう言う光黄くんに手を振り、鴻池家を出た。

そういや、当主に会わへんかったな…

あれだけ広い家やと会うことも少ないんかな?

でも雇い主に会わずに仕事できるか?

うーん…

真咲「どうしたら本当の笑顔を見れるんだろう…」

エミ「カナエさんや怜さんが苦戦してるとなると…」

あの2人のやりとり見てて
心から笑われへんことなんて
そんなに無いと思うねんけどなぁ…

って言ったら、2人に怒られそうやけど…

健水「とりあえず、今まであったこととかを
カナエと怜に聞くところからやな」

エミ「そうですね」

全員で、うーん…と伸びをした。

タイミングが同じで思わず笑った。

彼女には、こういうことも無かったんかな…

真咲「それにしても可愛かったよなぁ…」

エミ「アニメ世界から三次元に出てきたのかと思った」

健水「ほんまに人形かと思ったわ」

それぞれ似たような意見。

彼女のまとっている雰囲気は謎。

柔らかいような、冷たいような…

そんな感じがする。

それにしても、彼女を見たときに跳ねた心は
なんやってんやろ…

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作者名:空井 奏音 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年6月20日 21時

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