50、健水視点 ページ50
-フランスでは-
健水｢紫織、体調どう？｣
紫織｢今は薬が効いているので大丈夫です｣
健水｢無理したら、あかんで｣
紫織｢しませんよ。健水さんに怒られますから｣
健水｢当たり前や！笑｣
紫織は通訳者になるべく勉強中。
今のところ、体調も安定してる日が多い。
健水｢そういや、真咲なんか言うてた？｣
紫織｢エミさんに仮のプロポーズをしたそうです｣
健水｢仮のプロポーズって何？笑｣
紫織｢お互いがそれなりに有名になったら
ちゃんとプロポーズするそうです｣
健水｢なるほど。笑｣
光黄くんが結婚して、
真咲とエミが仮のプロポーズ…
これは俺も期待して…
紫織｢健水さん｣
健水｢なっ、なんや？｣
紫織｢ちょっと、こっちに来てください｣
？？？
紫織に呼ばれて、紫織に目線を合わせる。
そしたら優しく抱きしめられた。
健水｢どうしたん？｣
紫織｢健水さんに触れたくなって｣
！？
こんな大胆な子やったっけ？？？
紫織｢あなたに触れたい。
そう思うことはダメなことですか？｣
健水｢ダメなことないよ｣
そっと離れて、唇を重ねる。
健水｢俺も紫織に触れたいって思うから｣
紫織｢だからって、いきなりキスしなくても…/////｣
健水｢その表情が見たいねんもん。しゃーない。笑｣
紫織｢本当に、意地悪ですね…/////｣
健水｢何言われても、紫織と一緒におれるなら
それだけで幸せやで｣
紫織は驚いて、目をぱちくりさせた。
この癖は相変わらずやな。笑
紫織｢Mon mari est méchant, très gentil et m’aime.｣
健水｢私の旦那様は意地悪で、とても優しくて、
私を愛しています…って、旦那様って…｣
紫織｢さすが、健水さん。大正解です｣
大正解ですって…
健水｢紫織の方が意地悪や！｣
紫織｢きゃっ/////｣
これから何があるか、わからへん。
いつまで一緒におれるかもわからへん。
それでも、今は一緒におれる。
今は、それだけで十分、幸せや。
END
終わり
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