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43、健水視点 ページ43
健水｢あのー…いつまで、このまま？｣
結構な時間経ってるし、
そろそろ真咲たち来ると思うねんけども…
紫織｢誰かを抱きしめたの、初めてで｣
健水｢そうなん？｣
紫織｢いつも抱きしめられる側なんです｣
健水｢あー、なんか、わかる気がする｣
って、やっぱり離す気なさそう…笑
別に良いんやけどさ。笑
紫織｢このまま時間が止まれば良いのに…｣
？？？
健水｢ほんまに、なんかあったんちゃうん？｣
紫織｢大丈夫ですよ｣
って、やっと離れた。
でも…
なんで紫織、涙目なん…？
健水｢紫織？｣
紫織｢ちょっと、目にゴミが…｣
って誤魔化そうとする手を掴んだ。
紫織｢健水、さん…？｣
いつもの笑顔を忘れて、驚いてる。
紫織｢あ、の……っ！？｣
お互いの物理的距離が0になった。
驚いてるせいもあって、
紫織は何の抵抗もしてこーへん。
まぁ手を掴んだままやし。
ガチャ…
真咲｢遅れてすいま………失礼しましたぁ…｣
ガチャ…
真咲、ごめん…笑
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