君に触れたい (ページ37)

今日:36 hit、昨日:7 hit、合計:8,192 hit

37、カナエ視点ページ37

当主｢私からの話は以上です｣

って、当主が病室を出ていこうとしたのを

健水｢待ってください！｣

健水くんが止めた。

当主｢なんですか？｣

健水｢紫織のことは、俺が支えます！｣

紫織｢健水、さん…？｣

突然のことで、紫織も困惑してる。

健水くんの気持ちを知ってる私らは
なんとなく理解ができるけど
紫織の表情は笑顔を忘れて、戸惑いで満ちてる。

健水｢俺が、これから紫織を支えます。
どんなことがあっても、そばに居ます。
必ず、幸せにしてみせます。
だから…婚約者探しは、やめてください｣

健水くん…

カッコイイ！！！

それでこそ、男や！！！

当主｢…言う相手への順番がおかしいのでは？｣

健水｢えっ｣

当主｢紫織の表情を見てみなさい｣

そう言われて、全員の視線が紫織に集まる。

見ると、さっきまでとは違って
紫織は顔が真っ赤で
今まで見たことないぐらい、女の子の表情やった。

健水｢あ…｣

紫織｢け、健水さん…あ、あの…/////｣

紫織が可愛い！！！

今すぐにでも抱きしめたい！！！

健水｢紫織の気持ちが決まるまで待つ。
選択肢の1つぐらいにでも思っといて｣

紫織｢は、はい…/////｣

可愛い…

紫織がめちゃくちゃ可愛い…

でも、こんな告白のしかたで良かったんかな？