4、健水視点 ページ4
紫織「光黄さん、こんにちは」
ずっと、にこにこ笑ってる。
でも感情が無いように感じる…
なんでなんやろ…
紫織「そちらの方々は?」
光黄「怜とカナエが忙しくなるから
新しくアルバイトに来る人たち。俺の友達と後輩」
健水「愛刃健水です」
真咲「紅竜真咲です」
エミ「田部エミです」
紫織「鴻池紫織です」
見た目と反して、名前も言葉も日本…
でも見た目と声は一致する。
ほんまにお人形さんみたい…
紫織「少しの間になると思いますが
よろしくお願いします」
光黄「すぐ辞める前提で話さない」
紫織「ですが前例が多いもので」
ニコニコしながら結構なこと言うてんで、この子…
紫織「嫌なことがあれば、すぐに辞めてくださいね?
私のことを気にする必要は無いので」
エミ「そ、そんな酷いことしませんよ!」
真咲「まだ出会ったばかりなのに
もう別れの話をするのは、やめましょうよ」
彼女は笑顔のまま、目をぱちくりさせてから
紫織「面白い方々を連れてきたんですね」
って他人事みたいに言う。
なんで、こうも心が無いんやろ?
光黄「今までのようにはならないと思うよ。
じゃないと、そろそろ当主の紫津子さんに
怒られそうだし。笑」
紫織「それは大変」
って笑ってるけど、やっぱり心が無い。
なんでなんやろ…
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