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2、健水視点 ページ2
光黄｢ここだよ｣
鴻池と渋い字で書かれた表札と
めちゃくちゃ広い御屋敷。
さすが、お金持ち…
家の規模がすごい…
思わず、息を飲んだのは俺だけじゃなかった。
真咲｢ここ、ですか…｣
エミ｢想像してたより、大きい…｣
大丈夫かな、俺ら…
光黄｢簡単に、ここでのことを説明するね｣
案内された部屋も、なかなか広い。
たぶん、客間やと思うんやけど
シンプルに見えて、個々のものの値段は…
考えただけで恐ろしいわ…
光黄｢今まで海外に住んでいた鴻池家当主の孫娘の
身の回りの世話をするのがアルバイトの内容。
孫娘の名前は紫織。呼び方は本人に聞いてね｣
お、おう…
ざっくりしてる…
光黄｢年齢は16歳。
心疾患とかいろいろあって車椅子生活。
海外の学校の授業をオンラインで
受けてるから日本の学校には行ってない。
だから1日中、家にいるんだけど…
そもそも引っ越して来てから
この家の外に出たことが無い｣
え…？
エミ｢えっ、引きこもりってことですか？｣
光黄｢たまたま外に出る機会が無かっただけ…？
怜とカナエが連れ出そうとしてくれてたけど
本人の希望もあって庭にしか出ない｣
真咲｢引きこもり…とは断言できませんね…｣
光黄｢うん。まぁ、紫織の気持ちも
わからなくはないんだけど…体調のこともあるし…
まぁ会ってもらった方が早い！｣
お、おう…笑
説明するんが面倒になったんやな。
察したで、光黄くん(´・ω・｀)
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