あかがみん海賊団４

多恵ちゃんって何モノ？３ ページ23

わとside

あ「ごめんなさい、疲れているのに。」

多恵「いえ、今日はわたしのお手伝いもいらっしゃいますので・・・。」

あ「あら、わとさんもいらしたんですね。」

わ「俺多恵ちゃんのこと知りたいだけなのに・・・。」

多恵「わたしのこと知りたいのならなおさら働いてください・・・。そうすれば分かりますから・・・。」

あ「ということらしいですよ、わとさん。」

わ「あーい・・・。」




わ「あぁああ！つっかれたぁ！」

あ「もう、根性がなさすぎですよわとさん。多恵さんのことを少しは見習ったらどうですか？」

わ「くぅー！言い返したいが言い返せない・・・！」

あ「当然です。当たり前のことしか言いませんから。」

わ「変なとこだけともさんに似よって！」

あ「そんなことないです。」

わ「・・・逆になんで多恵ちゃんはあんなに働けると？」

あ「それは毎日同じ量の仕事をしてれば馴れるじゃないんですか？」

わ「まぁそれはそうだけど・・・。」

あ「だからじゃないですか？」

わ「え？」

あ「多恵さんは口下手です。だから伝えたいことは言葉じゃなく行動で示す。そうしたいんじゃないのですか。ということをわたしは言いたいのです。」

わ「あ。」

あ「ふふ、わとさんらしいですねｗはい、これ置いてきてください。」

わ「へーい。」




多恵side

多恵「う・・・ん・・・届かない・・・。」

ヒョイっ

わ「ここ？」

多恵「え、あ、はい・・・。ありがとうございます・・・。」

わ「いいえ、あとこれだけ？」

多恵「はい・・・。」

わ「じゃあ一緒に行くと。」

多恵「はい・・・。」

わとさんがわたしのこと知りたいと言ってきたのは昨日のこと。ドミさんとアッキーラさんの

説得にうなずいてしまったが故のこと。わたしのことなんて知ってどうするんだろう・・・。

わ「多恵ちゃんはさ、どういう使命で働いてると？」

多恵「え・・・？」

わ「バステンさんから聞いたことある。召喚獣は使命がない限り自らの意思で動くことはない。って。てことは多恵ちゃんはソーラさんから何か言われてるとでしょ？」

変なところが鋭いとしょうさんから聞いたことはありましたけど・・・。

多恵「大したご注文ではありませんよ・・・。」

わ「それ、知りたいんだけど。」

多恵「ソーラ様に聞いてみないと・・・。」

わ「許可とってる。」

多恵「・・・分かりました。」

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