8.きっかけ ページ10
部隊を編成できるほどの刀剣を集める事と、出陣によるレベル上げを終えたころに担当から通達が来た。
『お?担当さんからだ』
端末に表示されているのを押すと、担当さんが映し出される。
「あ、海豚様!今までの活動お疲れ様です。刀剣も増えてレベルも上がりましたね。それでですね、そろそろ演練に参加してはいかがでしょうか?今回はそのむねを伝えにきました。』
『あー、演練ですね。私もそろそろ参加しようかなと思っていた所でした。わざわざ伝えに来てくださってありがとうございます。』
「そうですか、それはグットタイミングというやつですね!演練でのご活躍を楽しみにしています」
『あ、では記念に演練会場の名物スイーツを担当さんのお土産に買ってきますね!』
「え、まじ?!…あっ、本当ですか!!?」
あ、素が出た、なかなかのスイーツ好きなんだなぁ担当さん。担当さんは最初の面会から薄々わかってたが少しギャルの面影を感じる今はいかにもキャリアで働いている人…まあ、受付のお姉さんと言った方が想像しやすいだろう。
『ハハッ、別にそんな賢まらないでいいですよ笑』
「あ〜、それは仕事場の先輩に怒られてしまうので、プライベートでなら…。では、審神者様頑張ってきてくださいね!」
端末の光がプツッと切れ、真っ暗になる。
息を深く吐いた。
『はぁ〜、もうそんな頃かぁ〜。うーむ、どんな服装で行った方がいいかなぁ、いや新人だしそこまで気にし…いや、スタートが大j…「なに、ぶつぶつ唱えてるの?」わあ!五虎退か、』
肩にいきなり手が置かれたおかげでびっくりした。
いや、待てよタイミング良すぎないか?
『聞いてたでしょ?五虎退、盗み聞きはいけないなぁ〜おりゃおりゃ』
ふわふわの頭をクシャクシャと撫でる。
「えへへ、バレた?スイーツって聞こえたから何かなーって、でかけるの?」
『いや、演練だよ。他の審神者の刀剣と手合わせするんだ。で、そこの会場に名物スイーツがあるってわけ』
「僕も行きたい!演練の編成に僕をいれて!」
キラキラとした眼差しで私を見る。
か、可愛い…。
『もちろん!演練ではレベルが高い子を中心に編成するから五虎退もいるよ?』
「やったあーー!楽しみだなあ演練」
ああ、私ってこの笑顔に弱い。
タイミングが良すぎると感じたのは、話が終わってすぐだった事と別に五虎退は大体を私の自室にいるからだ。
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←7.違和感
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あに芋 - 五虎退かわいい!!あとめっちゃ面白いです!!続きが気になります・・・ (2020年3月13日 23時) (レス) id: d6f2ad8f63 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 活発な五虎ちゃんも可愛いです!! (2019年4月20日 14時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)
キリンの妖精キリンロング - ひゃーっ!こんな五虎退君も良いですね!審神者になりたい…( ˘ω˘ ) (2019年4月17日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
キラザクラ - すみませんてっぱってました。気にしないでください。 (2018年9月11日 7時) (レス) id: 4bb936cede (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - キラザクラさん» ?一寸何を云おうとしてるのか分からないです。 (2018年9月5日 14時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:午後のミル貝 | 作成日時:2018年8月17日 22時