［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ6)

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ｷﾝｺﾝｶﾝｺｰﾝ…

予鈴と共に、目が覚める。

『(はぁ…やっと終わった…。でもまだ昼休み…。)』

あれから授業を受けて数時間経ち、やっと昼休み。こう見えてぶっちゃけ頭はイイから授業中はずっと爆睡←

休憩の合間、合間に
みんな質問攻めだしもう正直クタクタだ。

ほっといてほしい。

その希望で満ち溢れている瞳がうっとおしい。

　

　

　

『(弔、今何してるかな？？会いたいなぁ…。)』

なんて思ってもまだ学校は終わってないから無理だし

　
諦めて黒霧さんが作ってくれたお弁当を持ち、誰もいないであろう屋上にでも向かおうとする。

黒霧さんが私のために作ってくれた特製お弁当が学校生活の中で、唯一の楽しみである。

　

麗「あ！待ってAちゃん！
よかったらウチらと一緒にご飯… 爆「おい。お前。」
　

ちょ、爆豪くん？！」

　

　

　

『？』

私の視界が少し暗くなる。
顔を上げれば机の前に、クリーム毛のツンツン頭が目の前にいた。

(こいつ確か…。)

　

　

　

『誰だっけ？』

爆「だあああ！テメェさっきみんな自己紹介しただろーが！爆豪だよ！！」

　

頼む、BOMBOMしないでくれ。熱い。

　

『(ああ、襲撃の時の爆破野郎か。確か体育祭で一位取ってたよね。)

えーっと、君が私に何の用？』

爆「俺と勝負しろ！

歴代一位だろうが、治癒の個性しか持ってない無個性同然のお前には負けねえ！

No.1ヒーローになるのは俺って証明してやるよ！！」

　

『いやいや…歴代一位とか知らないし、そもそもヒーローなんてなりたくもないし…ﾎﾞｿ』

爆「あっ、おい！待てよ！」

無視して通り過ぎようとした瞬間、腕を掴まれそうになり反射的に避けてしまった。

が、これがいけなかった。

爆「『あっ。』」

避けた反動で落ちてしまい
足元には無惨にもぐちゃぐちゃになったお弁当。

せっかく黒霧さんが私にと、くれたのに。

　

　

『なぁ爆豪。

人の楽しみな時間奪ったのは代償でかいよ。』

　

　

　

ｶﾁﾝときた私は思いっきり爆豪を蹴り飛ばす。

机が倒れる鈍い音が教室に響きわたり、
賑やかだった教室も一瞬で静まり返った。