［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ38)

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#84 ページ38

　
死「てか、A！
なんでこんなに帰り遅い？後、血の臭いするぞ」

　

しまった、こんな血塗れで弔の近くにいたら
そりゃ臭ってしまう…

　
『ちょっと色々あってさ
そんなことよりステインと何があったの？！』

バサっとパーカーを捲られると
べったりと染み付いている血。

死「これ怪我なのか？！お前、回復キャラだろ？！」

話を全く聞いてくれない弔。

　

『いやそうじゃないの…
た、たすけて黒霧さ〜ん！』

黒「とりあえず落ち着いて、状況を整理しましょう」

　

　

　

　

　

　

　

一一一一一一

　

『簡単に言えばステインはオールマイトの信者で、粛清と言って偽物のヒーローや敵を殺してる…今話題の"ヒーロー殺し"ってことですよね？』

黒「はい、そんな感じです。(ざっくりすぎだけど←)
死柄木の成長の為にも仲間を作ることが最善と先生もお考えです。」

　

『…てか、何で教えてくれなかったのよ。
ステイン仲間に入れる作戦！！』

私のお腹にうずくまりながら
不貞腐れている弔の頬を思いっきりつねる

しかし、返答はない

黒「どうやらステインは、"ヒーロー殺し"のAさんを尊敬しているそうです。なので死柄木は会わせたくなかったみたいですよ？」

死「…黒霧！余計なこと言うなよ」

それってただのヤキモチじゃん…っと出そうな言葉をグッと飲み込み話を戻す。

　

『別にオールマイトに殺されたくないし奴の信念ってのとすべて同じ、じゃないけどなぁ』

　

黒「…きっとステインからすれば実力もあり、そして数多くの偽りのヒーロー達を粛清しているAさんは憧れの人物なんだと思います。

だって貴方の殺めた人達は殺人犯すらも届かないような人数でしょう。」

『ステインは私を美化しすぎだよ。
結局ヒーローを無差別に殺してたと思うけど

…もう全部壊したいから、このヒーロー社会を』

死「ぶっとんでるな…」

『あはは、弔に似てきちゃったのかも！』

死「そうだ、今度あいつがいる保須へ遊びに行くか…どんなことをしてるかこの目で確かめよう」

　

ﾆﾔﾘと笑いながらこちらを見る弔は
まるでオモチャを見つけた子供のようだ

『それはナイスアイディア！』

　

　

　

　

　

　

__さぁ、大暴れしよう。