［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ17)

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#63 ページ17

　
『すごい…広いね、雄英って。』

緑「僕も入学当初はビックリしたよ！今でも迷子になっちゃうくらいだよ。」

　

　

　
かれこれ私は緑谷に30分くらい
高校の中を案内してもらっている。

　

これでも施設の半分くらいしか回れていないだとか…？？

セキュリティも強度が上がっているし、再度侵入は厳しいだろうなぁ～。

　

　
とか思いながら呑気に歩いていると

　

　

　

『あっここ…。』

緑「ここはウソの災害や事故ルーム、略してUSJって言うんだ！」

　

　

視線の先には
私達敵連合が事件を起こした場所が目に入った。

そんなに時が経った気はしないが、懐かしく…あの日の苛立ちもまた蘇ってくるような気がした。

あそこでオールマイトを仕留めていれば。

拳に力が入る。

　

　

　
横にいる緑谷を見れば、悲しそうな顔で
「色々あったんだ、この場所は。」と笑っていた。

　

　

　
　

___そろそろ本題に入るとしよう。
変に思い出させて私が敵連合とバレても困るもんね。

　

『ねぇ、緑谷。朝言ってた飯田の事なんだけど。』

緑「？飯田くんのこと？」

『"ヒーロー殺し"って…敵連合の？』

　

　

その言葉にﾋﾟｸｯと緑谷が反応をする。
少し踏み込みすぎたかな？

　

　

緑「連合の奴じゃないと思うけど、ステインっていう敵(ヴィラン)いて飯田くんのお兄さんを…。」

命に別状はなかったらしいんだけどね、と
か細い声がﾎﾞｿｯと後から聞こえる。

(ふーん。やっぱり、
"ヒーロー殺し"は私以外にもいたんだ。
　

今、事件を起こせばより目立つだろうし。

邪魔だなぁ…。接触してみるべきかな？とりあえず弔達に相談してみよう。)

『…変なこと聞いてごめん。
案内はもういい、戻ろ教室に。』

緑「あっうん！大丈夫だよ！」

　

　

　
少し重い空気になってしまったから、
学校案内は中断して私達は1年A組の教室に戻った。

　

　

　

　

教室に戻れば、戻ったで今度は女子達に囲まれて…
朝から疲れ果てそうな予感がしている。

「彼氏はいるの？」
「どこからきたの？」
「好きな食べ物は？」
「めっちゃ強いね！」
「眼鏡外したらめっちゃ美人でしょ！」とか

マシンガンの様に話しかけられております。

最後に関しては余計なお世話。
眼鏡したくてしてるわけでもないし！