塩の壁は高い？！ −２−

86 隼side ページ36

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隼side



亜嵐くんが言い出したGENE飯の計画よりも、


とあるパーティーがあって


Aちゃんを久しぶりに見た。



いろんなアーティストさんや女優さんがいるけど…


Aちゃんが1番可愛い。



…なんて玲於に言ったら、


嫌な顔するんだろうな。苦笑


.



隼「玲於ぉー見てるだけじゃなくて
話しかけに行けばいいじゃん。」


玲於「いや…だって。」


隼「Aちゃんも待ってるかもしれないよー？」


玲於「いや、待ってないだろ。楽しそうだし。」




確かに他のアーティストさんと


話をしているAちゃんは楽しそう。



玲於「…ﾁｯ」


隼「こら、玲於。苦笑」




Aちゃんの肩に腕を組んだ


アーティストさんを見て舌打ちって！苦笑




どんだけ好きなんだよ！



亜嵐「玲於！あっちにAちゃんいるよ！！」


玲於「あーうん。」


亜嵐「行かないの？」


玲於「いや…」


亜嵐「じゃあ俺行ってこよーっと。」



って本当にAちゃんのところに行った亜嵐くん。


この行動力を玲於に与えてあげてほしい。




亜嵐くんに声をかけられて


笑顔になるAちゃん。




亜嵐くんがこっちを指差して


Aちゃんが俺らに気付いて手を振ってくれた。



隼「あー可愛いね。」


玲於「うん。」



手を振り返す俺らを


笑顔で見てるAちゃんは本当に可愛い。



でもすぐに違う人に


声をかけられてあっちを向いちゃった。




剛典「玲於ぉー飲んでる？」


玲於「岩さん。お疲れ様です。」


隼「お疲れさまでーす。」


剛典「Aちゃんいるのに行かなくていいの？」


玲於「はぁ。苦笑」


隼「ふっ。さっきから
みんなにそれ言われてるんすよ！笑」


剛典「Aちゃん、人気者だからねー。」


玲於「はい…。」



隼「玲於、次何飲む？」


玲於「ビール。」


隼「持ってくるね。」


玲於「ん。よろしく。」



岩さんが玲於と話してるうちに…


俺が一肌脱ぎますか。



世話の焼けるやつだなぁー。ったく。笑



.



カウンターでビール2つ注文して、




あぁトイレ行きたくなっちゃったなぁー。



困ったなぁー。



誰か…ビールを玲於に……あっ！笑

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