塩の壁は高い？！ −２−

64 玲於side ページ14

.


次の日、リハ。


亜嵐くんに、今日元気なくない？って言われて、


まぁ…としか答えられなかった。



俺ってそんなにわかりやすいんだ。苦笑




パフォーマー5人、


先にウォーミングアップしていた。




涼太「大丈夫っすか？」


龍友「いや…大丈夫やないわ…。」


涼太「…。」


龍友「あぁ…やってもうた。」




いつも元気な龍友くんがかなり落ち込んでいて、


涼太くんがすごい心配そうに龍友くんを見ている。


珍しい光景。



龍友「っしゃ！やるぞー！」


亜嵐「空元気。苦笑」


龍友「いや、大丈夫。やろ。時間ないねんから。」


亜嵐「…じゃあ始めよ！！」



みんな何で龍友くんが元気ないのか


気になってたけど、


リハの時間は限られてるから、リハに集中した。




リハが終わっても、いつもより元気がない。



スマホをずっといじっていて、


時々ため息をついていた。



HIRO「龍友、ちょっといいか？」


龍友「はい。…じゃ、みんなお疲れ。」


GENE-龍「「「…おつかれ…。」」」



龍友くんがスタジオから出て行った。


HIROさんに連れられて。


.


隼「何があったの？」


涼太「いや…詳しくはわからない。」


亜嵐「あんな龍友くん初めて見たかも。」


メン「何絡み？」


涼太「いや…やってもうた。
注意不足やったとしか言ってなくて。
全くわからない。苦笑」


玲於「…。」

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